WEBデザイナーはやめとけは本当?【デザイナーが考えてみた】

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「WEBデザイナーはやめとけ」というパワーワードがあるのですが、これについて私の経験を踏まえ解説していこうと思います。デザイナー歴が長いと、どんな人がどういう経緯で言っているのか大体は予想も出来たりします。最近ではデザイナーの残業問題を解決している企業もあったりします。それも解説しますね。

WEBデザイナーはやめとけは本当?【デザイナーが考えてみた】

この記事で分かること

  • WEBデザイナーはやめとけと言われる訳
  • WEBデザイナーは実は良いところもある
  • 仕事の出来るWEBデザイナーであり続けるためには
  • WEBデザイナーでも激務を解決している企業の施策
  • おすすめのWEBデザインスクール
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グラフィック、WEBも含めデザイナー歴10年以上の私が解説します。

WEBデザイナーはやめとけと言われる訳

WEBデザイナーはやめとけと言われる訳の結論から言うとこんな感じ

  1. 労働時間が長い
  2. 年収が低い
  3. クライアントに振り回される(無駄な作業が多くなる)
  4. 技術やトレンドの勉強が大変
  5. なりたい人が多い(供給過多)

労働時間が長い

労働時間は長いですがデータ的には

平均残業時間24.9時間(1か月間)

引用:求人・転職サイト「doda」

平均残業時間が1日当たり1時間ほどに計算できますが、私の経験としてはこの3倍くらい(70時間)多いのはざらでした。

嫁社長
嫁社長

24.9時間てこれほんと??あやしいなぁ

企業によって差が大きいのかな。

年収ベースで考えると普通か、少し低い程度ですが、時給計算すると中々低いものになるかもなので注意してください。

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拘束時間が中々長いのです。割に合ってないと言えます。

フリーランスで派遣として働いた方が良い場合もありますね。

年収が低い

WEBデザイナーの給料はこんな感じ。

  • 求人・転職サイト「doda」・・・・・・平均年収363万円
  • 求人ボックス 給料ナビ・・・・・・・・平均年収449万円

色々なサイトの情報と私の肌感覚としては、WEBデザイナーの300万~400万の間です。

ちなみに海外のWEBデザイナーの給料水準はこんな感じ

  • カナダ: 約624万円
  • ニュージーランド: 約590万円
  • アメリカ: 約531万円
  • オーストラリア: 約486万円
  • イギリス: 約330万円

引用: PayScale 

WEBデザイナーの給料に関するツイートがこちら

クライアントに振り回される(無駄な作業が多くなる)

WEBサイト作成は、計画や設計などを綿密に行い計画的に進めていくものです。

しかしクライアントは、その辺りのことが解っていないことがほとんどなので、作成途中で急にデザインを変えたり、予定していない要素を追加したりすることがあったりします。

建築でいうと、設計図が出来ている段階で部屋を増やしたり、素材を変えたりするということになるので非常に厄介なのです。

データ上での変更なので実際は簡単と思われがちですが、設計図を無視しての変更となると中々骨の折れる作業となります。

技術やトレンドの勉強が大変

これを大変と言っていてはデザイナーとしては中々厳しいですが、

常にデザインのトレンドや新しい技術を勉強しておく必要があります。

逆に言えば、勉強さえしておけば必要とされるデザイナーで居続けることが出来るとも言えます。

なりたい人が多い(供給過多)

WEBデザイナーは初心者からなりたい人が多いのです。実際に職業訓練でWEBデザインを学ぼうとする人は他の職種よりも多いというデータも出ています。

人が多ければ全体的には給料も低くなってしまう傾向になります。

「WEBデザイナーはやめとけ」という言葉は

WEBデザイナーの仕事をよく分かっていない人が多いから、WEBデザイナーのことを詳しく知らない、もしくは簡単だと軽く見ている人に向けて言われている言葉だという事です。

確かに経験しないと解らないことの方が多いし、どうしようもないことかもですが、

思い付きのように「WEBデザイナーになりたいなぁ」なんて軽い気持ちでやるものではないです。

WEBデザイナーは実は良いところもある

  • 手に職を付けられる
  • リスクは低めで独立を目指せる
  • 家で仕事が出来る、場所を選ばない

最終的にスキルさえあれば仕事が出来る状態になるので企業に縛られたくない人にとっては挑戦しても良いように思います。

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勿論簡単ではありません。

仕事の出来るWEBデザイナーであり続けるためには

  • WEBディレクターになる
  • 独立を目指す
  • WEBデザインと相性の良いスキルを身に付ける

この3つはWEBデザイナーとして常に意識をしておかなければなりません。

企業に属したWEBデザイナーとして給料を上げていこうとするとかなり限界があります。

WEBディレクターになる

給料を上げようと思うのであれば、WEBディレクターなど、デザイナーをまとめて監督する立場にならないと厳しいです。

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こうなると給料は上がるかもですが、地獄の入り口に入ることになりますね。企業の属しているWEBディレクターは中々の激務です。後輩デザイナーの教育や指導もしなければならないです。
企業のデザイナーをまとめるディレクターともなると、年収1000万は超えることもありますが、全体から見るとかなり稀です。平均的には600~700万位です。
企業によって大きく違います。

独立を目指す

やはり根本的にはデザイナーという職業は、独立やフリーランスを視野に入れていかなければ中々難しいです。

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美容師とかと同じ感じです。大きく稼ごうとするには独立ありきで腕を磨き続けなければならないです。

起業するもしくは、フリーランスでのWEBディレクターという立場を築くのが一番難しく仕事は楽になっていきます。

後輩デザイナーの指導、教育をする必要がなくなり、出来る人に頼めば良いだけだからです。

WEBデザインと相性の良いスキルを身に付ける

今後、WEBデザイナーとして必要になってくるスキルはこんな感じです。WEBサイトが作れる上でプラスして身に付けておくべきスキルです。

「従来のWEBデザイナー」から「WEB上でモノを売れるデザイナー」にクラスアップさせるスキル

  • WEBマーケティング
  • SEO
  • SEOライティング、WEBライティング
  • ECサイト運営の知識

この辺りのスキルがあると、WEB上でものを売れるデザイナーになれるので、中々食いっぱぐれることも無くなるはずです。

従来のWEBデザイナーは「WEBサイトが作れる」というスキルのみですが、そこから「ものを売れる」に変化すると相当強くなるのです。

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ものを売れるというのは需要の無くならない、お金儲けの根幹スキルです。

WEBデザイナーでも激務を解決している企業の施策

最近はデザイナーの残業問題が醜いせいか、企業の方も色々な施策を行っています。

具体的な施策がこちら

  • 残業OKで高いボーナスを得る
  • 定時で帰れるがボーナス低め
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この2種類から選べるというものです。

強制残業ではない訳なので良心的だと感じます。

ある程度仕事の出来るメンバーが固定で居るからこそできるやり方です。

おすすめのWEBデザインスクール

 

 

おすすめスクールに関してはこちらにまとめました。

WEBデザイナーを目指す人はどうぞ。

【まとめ】WEBデザイナーはやめとけは本当なのか【デザイナーが考えてみた】

まとめると、WEBデザイナーをやめとけと言われる理由は

  1. 労働時間が長い
  2. 年収が低い
  3. クライアントに振り回される(無駄な作業が多くなる)
  4. 技術やトレンドの勉強が大変
  5. なりたい人が多い(供給過多)

1~4は自身で何とか改善出来るかもですが、5はどうにもならないことです。

なりたい人が多いことが、下記のような問題に発展します。

  1. 全体でWEBデザイナーに成りたい人が多い
  2. 分母が多いので、当然WEBデザイナーに“思い付きで成りたい人も多い”
  3. 思い付きで甘い考えでWEBデザイナーになりたいと言っている人に向けて「甘くないよ」と経験者が言っている
  4. 「WEBデザイナーはやめとけ」が独り歩きを始める
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こういった流れです。

「美容師やめとけ」「エンジニアやめとけ」など、「職業名やめとけ」はかなりの検索ボリュームがあったりします。

実際のWEBデザイナーは勉強さえ積んで、スキルを磨き、新しいスキルも掛け合わせれば

とても未来の明るい職業のように感じます。

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重ね重ね簡単ではありません。

そのためには、

独立や企業を意識し、新しいスキルの習得も欠かすことは出来ません。

「WEBサイトが作れるデザイナー」ではなく、「もの売れるWEBサイトが作れるデザイナー」になるとこの先かなり安定すると感じます。

「従来のWEBデザイナー」から「WEB上でモノを売れるデザイナー」にクラスアップさせるスキル

  • WEBマーケティング
  • SEO
  • SEOライティング、WEBライティング
  • ECサイト運営の知識
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本気でWEBデザイナーを目指すのであれば、目指すに値する職業だと私は感じています。

それでは今回は以上です。

誰かのお役に立てれば幸いです。

 

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