
今回はWEBデザインの職業訓練についていけない場合どうするべきかまとめてみました。
授業が難しいと感じている人は参考にしてください。

私はフリーランス時代に講師の仕事をしたことがあるので参考になるかもです。
WEBデザインの職業訓練についていけない時の対処法【講師から見た話】
この記事でわかること
- WEBデザインの職業訓練の難易度
- 授業だけでついていけるのは全体の1割の人
- 職業訓練についていけない人の特徴(講師からみた印象)
- 授業についていけないと感じた場合
- 毎日対処しないとまずい
- WEBデザイナーに近い仕事に就く

それでは深堀します。
WEBデザインの職業訓練の難易度
そもそものWEBデザインの職業訓練の難易度なのですが、
難易度は低くはありません。実際に職業訓練を卒業してWEB系の就職につながる人は30名程度のクラスで多くても3名ほどです。
つまり10%がぎりぎり就職できるレベルまでに達することが出来る感じです。
全体の訓練校卒業時の就職率は60%ほどです。しかしこの数値にはWEBデザイン以外の就職や、パートやアルバイトも含まれます。

講師側から見てもはっきり言って難しい。
そもそもある程度の予備知識のある人でないと厳しい。
授業のスピードも速いので一度分らないところを放置すると後々大変になったり・・・。
職業訓練についていけない人の特徴(講師からみた印象)


最初からやる気のない人も普通にいます。
職業訓練に通うことで、職業訓練受講給付金をもらえるので、そのためだけに授業に参加している人も少数存在します。
そういう人はコミュニケーションも取らないので、そのうち来なくなることが多いです。
年齢も大きく関係してあるように感じます。
大概職業訓練を受けてくる人は20代~30代前半の人が多く、たまに40代後半の人が授業を受けていたりするのですが、
やはり、周りが20~30代で若い人が多い中、40代後半の人がぽつんと居たら馴染みにくいのは仕方のないことかもしれません。
明るくコミュニケーション能力の高い人であれば問題はないでしょうが、40代後半で職業訓練を受ける人は、若い人以上の相当な覚悟がないと無理でしょう。


年齢が高い人も途中で辞めていくことが多いですね。
授業を受けていればお金は貰える訳なのでどこか安心してしまい授業を流してしまっている人も少なくありません。
逆に授業についてこれる人は、そもそも予備知識を持っていたり、ある程度のデザインが出来ている人がほとんどです。
講師とも仲良くなれコミュニケーションがとれていたり、自分が欲しい情報を上手に引き出しています。そして他人からは見えていない努力をコツコツしています。
まったくの素人の場合、授業に着いていけている人との差を埋めるためにはどのくらい努力をしなければならないかを考えて日々を過ごすべきです。
授業のみを受けていればスキルを習得できるかと思っているのであれば考えを改めた方が良いでしょう。
職業訓練の期間はスクールにもよりますが、3か月ほどで素人がWEBデザインを詰め込むのにはあまりに短い期間です。


そもそも、3か月の授業でWEBデザイナーになれるのであれば人生苦労はしないということですね。
だから苦労は必須ってことです。
今後の人生のことなので覚悟を決めて取り組みましょう。
スクール側のノルマ
スクール側にはノルマがあります。卒業生の就職率が低いと職業訓練校から外されたりもあるからです。
このノルマには、WEBデザイナー以外の就職も含まれます。
とりあえずどんな職種であれ就職率が確保できれば職業訓練校として継続ができるわけです。
授業についていけないと感じた場合
その前に下地というか、心がけてほしいのが訓練校内で孤立するのは避けるということです。
なぜかというと、ついていけない場合は、どうしても他力を頼るのが解決に一番の近道だからです。
- 同じ境遇の生徒と仲良くすること
- 講師とも円滑にコミュニケーションをとれること
つまづいたらすぐ聞けるようにしておくのが大事です。


仕事だと、「自分でなんとかしろ」とか言われる場面かもですが、そこは学校です。
そもそも解るまで聞いていい環境なのです。
授業についていけないと感じた場合はとことん講師に相談するのが一番です。その権利があるわけですから。
家での復習できる環境を整えるのも必須
授業が終わってひと段落してビールを飲んでいるテレビを見ている暇はないはずです。
こういったスキルは頭で考えることよりも実際に手を動かしてPCを触っておかなければ、絶対に身に付きません。復習できるPC環境を整えましょう。
復習(独学)+授業は前提条件で考えていきましょう。
講師が対処しにくい質問は避ける
質問し放題といっても講師側からしたら「そこは自分でしてくれ」「聞きたいことをまとめてきてくれ」と思ってしまうこともあったりします。
先ほど独学も前提条件と言いましたが、WEBデザインは質問するのにも基礎的な知識が必要だったりします。
講師が相当聞き取り上手で質問が読める人であれば別ですが、そういうわけにもいかないです。
- 何を聞きたいのかまとめる
- 何を聞きたいかまとめるには基礎知識をしっかり勉強する


うまく質問するにも復習や独学が必要なのです。
授業や訓練環境があまりにもレベルが低かった場合
稀にあるようなのですが、教える側の講師のレベルがあまりに低かったり、そもそも授業が就職達成できるレベルのものでなかったりする場合があるようです。


たぶんそんなことしてると職業訓練校を外される気がするけど
こういった場合は、直ちに苦情として職業訓練校を監督しているJAVADAに相談しましょう。
「ついていけない」は毎日対処しないとまずい
そもそも人間の集中力は長く続くものではありません。
一日せいぜい本気の集中は2時間が限度ですが、休憩があるとしても授業は10時から夕方くらいまで普通の学校と同じようにあります。
なので集中して授業を受けるだけでもかなりしんどいわけです。
こういった理由から家でも習ったことを、実際に手を動かしてみるのは必須です。
積み重なってくるとどんどん大変になります。
完璧に努力ができれば就職できるか
仮に、猛烈に努力しカリキュラムの内容をすべて完璧に理解したとしたらWEBデザイナーとして就職できるかと言えば、これは出来ると言えます。
社会人として常識がないとかは別として就職は出来ます。
しかしそれほど優秀な人は少ないのでクラスに1人~多くても3人ほどしかいないです。
企業からするとWEBデザインが出来る人、「教える必要のない人」を求めているわけです。そういった需要があるということです。


無理もないけどほんと少ないけど、そんな人は就職を決めてました。
デザイン業全てに言えますが、業界に飛び込んで2年くらい経験を積めば転職の難易度はかなり下がります。はじめは修業だと思いましょう。
WEBデザイナーとして就職できたとしても
試練の始まりだと思っておきましょう。
就職できたとしてもスキル向上のための努力に終わりがありません。
どんな現場に行ったとしても、特に初めの1~2年は職業訓練に通っていた以上の努力が必要になってくると思っておいた方が良いです。
さらに新人WEBデザイナーの給料の面でも絶望したりします。給料面でWEBデザイナーを目指すのを辞める人も少なくないです。
WEBデザイナーに近い仕事に就く
冒頭で、WEBの職業訓練を受けて実際にWEBデザイナーになれる人は10%以下という話をしましたが、
WEBデザイン以外の職業を含めると、60%ほどが卒業と同時に内定をもらっている状況になってきます。
WEBの中では、デザイン以外にもおすすめなのが、WEBライターの仕事です。
WEBデザインの窓口は小さいですが、WEBライターの需要は比較的高いので探してみるのも手です。


しかもWEBライターの仕事はSEOなど有益なスキルが身に付きます。
よりWEBデザイナーとして力を付けるならブログを書く
WEBデザインの職業訓練では、そのままWEBサイトの作成しかできるようにはなりません。
しかしWEBサイト作成にはもっと必要なスキルは数多くあったりします。
- SEO
- WEBマーケティング
- WEB(SEO)ライティング
- SNSマーケティング
- 広告運用
などなど
その中でもSEOとWEBマーケティング、WEBライティングは、ウェブサイトに人が流入するための基礎的なスキルなので身に付けるべきスキルです。
全て身に付けるために取り組むのはブログがおすすめです。


人に読まれるブログを育てましょう。試行錯誤するうちに、おのずと必要なスキルが身に付きます。
【まとめ】WEBデザインの職業訓練についていけない時の対処法【講師から見た話】
というわけで、今回はWEBデザインの職業訓練についていけない時の対処についてまとめてきました。
- 講師や仲間とのコミュニケーションを円滑に
- 解らない時はすぐ講師に聞き解決する
- 復習は必ずPCに触って実際作業をする
- 基本的に独学(復習)と授業はセット
こんな感じです。
世の中には有料のスクールもたくさんありますが、そんな環境ですら独学は必須です。
学ぶのは自分なのですから相手任せでスキルが身に付くなんて甘い話ではないのです。
コツコツ確実にスキルを学んでいきましょう。
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