
誰でも好きなことを仕事にしたいと思うものだと思います。
私の場合、15~6歳からデザインやクリエイティブの方向で食っていこうと決めていた口で、今までほぼそこからブレていません。
仕事は「好き」では少し物足りない感じはあります。
愛せる仕事が見つかれば一番良いですね。
好きなことを仕事にする【好きなことよりも愛していることを仕事に】
この記事で分かること
- 仕事の好きは変化し心変わりする
- 好きな仕事より愛せる仕事
- 好きな事を仕事にするメリットデメリット
- どんな人が好きな事を仕事に出来るか
- 好きになってはいけない仕事、良い仕事
- 好きな仕事は利用されやすい話
- 好きになるか嫌いになるかは仕事環境に左右される
もう少し深掘り
- 副業として取り組んでほしい

こんな感じで解説します。
仕事の好きは変化し心変わりする
よく本に書いていたりや社会人経験の多い人が言っている事です。
その仕事が好きだと思ってやっては見たものの、現実を知って耐えられなくなり嫌いになってしまうパターンです。
私の場合だと、実際に周りのデザイナーが業界から辞めていく姿を割とたくさん見てきました。
上司(ディレクター)が、経験の浅い、後輩女性デザイナーの作ったデザインに納得いかないので、罵声を浴びせながら厳しく修正を伝えて、
そのデザイナーは泣きながら何度も何度も修正を繰り返していました。
そんな状態が半年くらい続いたので、そのデザイナーはデザインそのものが嫌いになって辞めていってしまったのです。

退職後は、カフェに勤めていたと思います。
「もうだめです」と言ってました。
他には、好きな仕事をしていても飽きてしまう人もいたりします。
割と簡単に好きという意識は変わってしまうを知っておきましょう。
仕事とは別の要因でその仕事が嫌いになる
修正と罵声のせいでデザインが嫌いになってしまった後輩デザイナーですが
恐らくですが、学生の頃からデザインに打ち込んで念願のデザイナーになったのに、結果嫌いになってしまった訳なので、どんなに好きだと思っているものでも嫌いになり得るわけです。


もったいないなと思ってしまいます。
環境が違えばこんなことにもならなかったかもなので。
好きな仕事より愛せる仕事
デザイナーやクリエイターのような結果が全ての仕事などは特にですが
好きな事を仕事にしたいと思っている人は、もう一段階覚悟を持って、愛せることを仕事にしてもらいたいと思います。
恋愛と結婚に例えてみましょう。
結婚式の神父さんのセリフに
「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、妻を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り真心を尽くすことを誓いますか?」
みたいなセリフがありますが、これはそのまま仕事にも当てはまります。
恋愛の、相手の中身がハッキリと分っていない状態での「好き」では、ちょっと厳しいことが起きてしまったら気持ちも変わってしまいやすいです。
好きなことを仕事にするとは、実際は「好き」程度では足りないのです。


だからそんな仕事はそうそう見つかるものではないのです。
好きな事を仕事にするメリットデメリット
好きな事を仕事にすることのメリットはやはり
- 成功しやすい
- 情熱を持って仕事に取り組める
- ストレスが溜まりにくい
- スキルが上がりやすい
職種によりますが、真剣に取り組めば、それだけスキルも高くなっていき重宝される人材になり得ます。
逆にデメリットは
- 挫折をしたときの精神的ダメージが大きい
- その仕事が嫌いになる
- その仕事は好きだけど業界が嫌いになる
どんな人が好きな事を仕事に出来るか
一つの事を突き詰める人です。
私の知っているのは、CG系のデザイナーの方です。
ハッキリいってCGオタクです。四六時中、CGのことを考えてPCにかじりついてるような人です。


それくらい好きな事ありますか?
ただそんな人でも、クライアントのよく分からない修正のことで怒ってたり、「風呂に入いれないから臭い」と愚痴をこぼしたりします。
どんなに好きな仕事でも、嫌いな部分は少なからずあって、そこを許容出来るか出来ないかが重要です。


まさに結婚と一緒かと
好きになってはいけない仕事
好みのことなんで、本来どうもこうも言えたものでもありませんが、
好きにならない方が良い仕事というのはあります。
それはこれからの時代で生きていく上で不利になる職種や専門的スキルが伸びない職業です。
手に職を付けられない仕事とも言えます。マックジョブなんて言われ方をします。
大体こんな感じです。
- 接客業
- 受付
- 事務職
- コールセンター
- 工場勤務
覚えさえすれば誰でも出来る→代わりはいくらでも居るので給料は上がらない→転職しようにも価値のあるスキルも身に付いていない・・・という状態になるので危険なのです。
需要と供給を考えたとき、簡単な仕事というのは誰でもできるので、
やりたい人(供給)が増えます。供給が増えるとその仕事の希少性が下がっていきます。


仮に、
“世界から求められ(需要)ていて、●●さんにしかできない仕事(供給)”というものがあれば、
その仕事の希少性は高くなり給料も高くなっていきます。
なんせ●●さんにしか出来ない訳なので、大げさに言えば言値で決められる訳です。
そしてそれには高いスキルが必要になってきます。
高いスキルには希少性があり、その分報酬も高くなりますが、
マックジョブはスキルは付かないまま、体力と時間を消費し、転職しようと思ったときには、自分は何も成長していないことを思い知らされるのです。
そして次なるマックジョブに転職をするわけです。


マックジョブは最低限に抑えて、残りの時間をスキル習得や、ビジネスや自己投資していった方が絶対に建設的です。
こんな理由で「好きにならない方が良い仕事」はあるということは、頭の隅においておきましょう。
逆に好きになった方が良い仕事はこちらです。
好きになっていい仕事
こんな感じの条件があります。
- スキルが身に付く仕事
- そのスキルが需要の高いもの
現在だと、クリエイティブ系の仕事、エンジニア、WEBデザイナー、WEBマーケティング、営業なんかが上げられます。
クリエイティブ系の仕事に興味がある方はこちらへ
需要は高いけど、スキルが身に付かない職業もあるので、そういうのはあまりお勧めしません。
好きな仕事は悪く利用されやすい話
よく、やりがい搾取なんていう言葉があったりします。


残業代は出ないけど、残業してね。好きな仕事だからいいでしょ?やりがい感じるでしょ?
なんてことがよくあります。デザイン業界や、特にイラスト業界では多い話です。
私も
「君の作ったデザインが世に出ていくんだよ。嬉しいよね」とか
「このイラスト今日中にあと10パターン描いてみるか。君ならいけるでしょ」みたいなことを言われて徹夜や休日出勤をしていたことはよくあります。
当然、クオリティを上げるためにはっぱをかける理由もあるかもですが、
人間らしい生活(笑)が出来ていない状態が、長~く続くと搾取されてるなぁと感じていました。
好きじゃないと出来ないと言われるような仕事は、搾取されやすい危険性を孕んでいます。


余談ですが、
デザイナーは残業代が出ないことの方が多いです。
その分、賞与とかに変換されたりはありました。
その仕事を好きになるか嫌いになるかは人間関係に左右される
その仕事を好きになるか嫌いになるかは、その仕事内容だけで決まりません。
人間関係も含めて決まっていきます。
仕事内容は好きなのに、嫌いな上司が我慢できなくて仕事に嫌気がさすなんてことはよくあるでしょう。
仕事内容は好きなのに、管理職に上がったとたんに嫌いになってしまったりもあります。
実際のところ、企業に属すということは人間関係を自分で選ぶことは出来ません。


ここを解決するには最終的に独立するしかないのかもです。
好きな仕事はまず副業として取り組んでほしい
今だと、WEB上で好きな事はやりやすいです。
大抵のことは副業として収益化が狙えます。
店舗の作成、集客、マネタイズなどの手段も確立し手段は数多くあります。
副業をすることで、価値のあるスキルも付きますし固定費は安いのでメリットは高いです。


BASEで店舗作成して満足している人
SUZURIでデータをアップして満足してる人なんかは
十中八九売れません。
マーケティングを勉強してスキルを身に付けましょう。
好きなことを仕事にする【好きなことよりも愛していることを仕事に】
まとめです。
好きなことを仕事をするのは思っているより不安定な状態です。
好きと思っている感情は変わりやすく、人間関係や環境に左右され脆かったりするからです。
できれば、愛せることを仕事にするくらいの気持ちで取り組んで行きたいですね。


他人に何か言われても、簡単に愛情は変わったりしないでしょう。
そして現在だと、好きな事は副業として取り組める環境が整っているということです。
リスクなく出来ることなのであれば立ってみたもの勝ちです。
需要のあるスキルも獲得できるのでそれだけでも価値ありです。
それでは今回は以上です。
誰かのお役に立てれば幸いです。
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