

イラストって売ったりできないですか?
自分の才能をお金に換えたいです。

今回は、イラストをWEB上で売る方法について詳しくまとめました。
イラストを描いている人なら、一度は売ってみたいと考えるのではないでしょうか。
眠れる才能を開花させてイラストで認められたい、稼ぎたいと思っている人に
少しでも参考になればと思います。
絵やイラストを売る方法【稼ぐにこだわる】
この記事で分かること
- イラストを効率よくWEBで売る方法【5種】
- WEB上でイラストで稼ぐ効率の良さ
- 個展は効率が悪い
- 【注意点】イラスト以外にもしなければならないこと、身に付けなければならないことがある
- ”描ければ幸せ”から脱出しなければ売れない
- 需要がなければ絵は売れないという事実
- 0からイラスト需要を作り出すのが最も難しい
- ”絵を買う属性の人”を集める

この辺りを詳しく解説していきます。
イラストを効率よくWEBで売る方法【5種】
NFT化して売る
現状ここは外してはいけないです。なるべく早く取り組むべきです。
2021年に入ってから、デジタル上、ネット上の作品データに対して本物かそうでないか判断できる技術NFTが知られ出しました。
ブロックチェーンを使った技術で、今までデジタル上ではコピーし放題でどれがオリジナルデータか判断ができませんでしたが、
データに唯一無二性が証明できるのでアート界隈では大きな話題となっています。
ただのJPGデータが75億もの価値になったり、挑戦してみるのも良いかと思います。
openseaでの販売が最も現実的です。私の知っている人も数百万を稼いでいる人が居ます。

絵が描けるのであれば、やる価値は大いにあります。その際にSNSなどでの拡散は同時に行いましょう。日本国内ではなく外国向けに発信するのが良いです。
1. WEB上でのイラスト販売サービス、プラットフォームを利用する
WEB上にはイラストを売ることができる、様々な販売プラットフォームがあります。
そのプラットフォームに乗っかってイラストを売る方法です。
販売サービスを使うデメリット
- 手数料を取られる
- 稼げる天井が低め
- サービスが終了すると販売も出来なくなる
販売サービスを使うメリット
- ノーリスクで手軽に始められる(資金0でスタート)
各プラットフォームで集まる人の属性が微妙に変わってきます。


それでは詳しく紹介していきます。
ART-Meter
ART-Meterは、ネット上で絵を売るサービスです。ユニークなのが面積によって価格を決めるところで、
値付けという難しい問題をクリアできます。が、それが逆に大きく稼げない足かせにもなり得ます。
ART-Meterのメリット
- 海外にも販売可能
- 無料登録
- ネットで販売するという練習になる
- サービス全体の売り上げや販売数は増えている
ART-Meterのデメリット
- ライバルが多い
- 面積でイラストの価値が決まる
- 送料も自腹
- 手数料が高い
- ART-Meter内部だけで頑張っていると価格競争に巻き込まれる
ART-Meterを使った口コミや感想
- 手数料が高すぎる
- 安くないと売れない
- ART-Meterで頑張る意味が分からなくなってきた
- 販売価格を上げないと全く儲からない


アマチュアイラストレーターは値付けが超苦手な人が多いです。
ART-Meterでは10cm×10cmの100㎠で500円という価格設定で始められます。
購入された総面積に応じて画家レベルが上がり単価も増えていきます。
最終的には言値で売れるようになりますよ。
海外にも市場を広げているのでチャンスは広がりますし、サービス全体の売り上げも伸びています。
WEBで3万個のアート作品を販売!thisis株式会社が総額2億の流通を達成
という感じで市場が拡大していればチャンスも大きくなっていきます。
しかし、売り上げの45%が手数料として取られるのでここはかなり高めです。
普通の画廊などにイラストや絵画を展示しても手数料は発生します。
ギャラリーレンタル料+作品が売れた場合に販売価格の30%を支払うといったようなルールがあるので、それと同程度の経費はかかります。WEB上のサービスとしてはやはり高いですね。


さらにさらに配送料、額縁代などを考慮すると
A4サイズで利益が1000円以下になりそうですね。
悪い言い方をすれば手数料で”搾取”されています。
ART-Meterは自分のイラストの売り場の一つくらいの感覚でOKです。
SUZURI(スズリ)
オリジナルグッズを作成でき販売できるプラットフォームです。イラスト画像をアップすれば様々なアイテムに印刷でき、それを商品として販売できます。
SUZURI(スズリ)のメリット
- イラストを簡単にオリジナル商品化できる
- 販売するのが簡単
- 初期費用が掛からない
- 在庫を抱えなくてよい
- 発送作業が不要
- 匿名で運用できる


SUZURI(スズリ)のデメリット
- 商品の原価は高め(手数料が含まれる)
- 買う側に原価が分かってしまっているので高く売れない
- 商品のアピールがしにくい
- サービス内にライバルが多すぎる
- ブランド化は難しい
- サービスが停止したらすべての商品がなくなる


簡単に売れるだとか、手軽なものほど売れにくい
いつでも買えるっていうのも購買意欲を掻き立てにくい
SUZURI(スズリ)の口コミや感想
- なかなか売れない
ただ、このサービスも年々ユーザーを増やし伸びています。
GMOペパボ、
ART-Meter同様ですが、SUZURIサービス内での施策には限界があります。
ただし
- 在庫を抱えなくてよい
- 発送作業が不要
- 匿名で運用できる
このメリットはかなり魅力的なものなので定期的に新しいイラストをグッズ化しておいて損はないかと思います。失うのはイラストを作成する時間だけなので。
根本的にはやはり、SNSやブログやyoutubeなどを駆使して、いかに自分の商品が魅力があるのか広めていければなりません。
長期的に考えると自身の販売サイトを持つほうがコスパは良くなってきます。
BOOTH(ブース)
BOOTH(ブース)とは、イラストコミュニケーションサービスを提供するPIXIV(ピクシブ)と連携した創作物販売サービスです。
公式サイトのユーザーのデータを見ると下記のようなデータになっています。
ユーザー数は増え続け、2018年時点で100万人を超えています。規模的にはまだまだ小さいですがこの調子で伸びていけば
イラストレーターやクリエーターのにとって登録必須のサービスになるかもです。
BOOTH(ブース)のメリット
- 手数料は安め
- 倉庫発送が可能
- ダウンロード販売も出来る
- 支払方法が豊富 クレカ・paypal・楽天ペイ・銀行振込(Payeasy ゆうちょ銀行、Payeasy、ゆうちょダイレクト、ジャパンネット銀行、楽天銀行)コンビニ決済
- 匿名配送が出来る
BOOTH(ブース)のデメリット
- サービス内にライバルが多すぎる
- ブランド化は難しい
- サービスが停止したらすべての商品がなくなる
- 登録者数は伸びているがまだまだ市場が小さい
BOOTH(ブース)の口コミや感想
- 便利


データが少ないですね。
サービス利用料
購入者の支払方法は関係ないです。
自宅から発送する商品の場合
(商品価格+送料)×5.6%+22円
倉庫から発送する商品の場合
商品価格×5.6%+22円+26円(倉庫発送手数料)
ダウンロードの商品の場合
商品価格×5.6%+22円
pixivFACTORYから発送する商品の場合
マージン×5.6%+22円
引用:公式サイトより
※小数点以下切り上げ ※「倉庫から発送」商品は注文あたり26円の倉庫発送手数料がサービス利用料に加算される
note(ノート)
学びに対して意識の高い人たちが多いプラットフォームです。直接イラストは売れませんが、イラストに関する知識や情報などは文章にして売ることが出来ます。
それぞれのサービスで購入する人の属性、民度が変わってきます。


狙いたい属性の人たちは、ある程度お金を持っていて本物の良さが分かる人たちです。
文句やクレーム、価格を叩く人とはあまり関わらない方が良いのが本音です。
そういう人ってイラストを描いていく上でデメリットにしかなりません。
BASE(ベイス)
BASEは簡単に自分の店舗を開設でき、手数料も安いのでおすすめです。
しかし店を開設したといってすぐ売れるかというとそうではないので安心してはいけません。
ネットショップは宇宙空間にポツンとお店を出すようなもの
Baseやホームページ、店舗を開設するということは、周りに誰もいない宇宙空間の中にポツンと店が出来るようなものです。
人はたまに近くを通るかもしれませんが限りなくその確率は低く、入店となると更に難しくなります。
WEBは宇宙空間のように広い訳なので。しかもその店にたまたま来た人が絵を買う属性の人なのかも不明ですよね。


そんなだと商品が売れる気がしないね
”店はあくまで絵が買える場所”でしかないので、そこに人を流して「集客」していかなければイラストは売れません。
問題を解決したり需要に応えることで価値が生まれる
一番ビジネスの方法に乗っ取って行うやり方です。単価は安くなっていく傾向にありますが、一定の需要はあります。
アマチュアのイラストレーターは描きたいものを描きたい欲求が強い人が多く
自分以外の誰かが求めるイラストを描くことは難しいかもしれません。


描きたいものを描いていては価値は生まれにくい
需要に応えるとは
- 人の役に立つイラストを提供する
- 人が欲しがる(需要の多い)イラストを作成する
- イラストで問題解決をする
- ファンに向けてイラストを作成する
などなど、今まで「私の絵はこうだ!」と自分主体だった考えを、
「相手は何を欲しがっているのか」とニーズに合わせることで重宝されるイラストとして価値が生まれます。
自分の描きたいを絵を描いていくことは、自分にとっての価値が高いだけで
他人の思いは置き去りにしている事でもあります。
3. 素材販売
素材販売もイラストで稼げる可能性のある方法です。ただしイラストの単価はかなり安くなってしまうので、自分のイラストに対する情熱を安売りしたくない方には向きません。


ブログでいうアドセンス的な稼ぎ方です。
イラストAC
イラストを素材として登録しダウンロードごとに報酬を貰うシステムです。
決してコスパは高くありませんし、自分のイラストを安売りになってしまいますが、ストック型の収入源なので、
クライアントワーク苦手な人は試す価値はあるかも


稼げる限度額が低い印象なので、自分で無料素材サイトを立ち上げ
素材を毎日更新していきGoogleアドセンスやアフィリに誘導した方が
稼げるかもです。
3. WEB上に店舗を構えるということはどういうことか
今ではWEB上に店舗を構えるということが、かなり手軽にできるようになりました。
簡単になったということはライバル参入も増えているので一人一人の露出も少なくなってしまいます。
イラストが売れなかったら、イラストのクオリティに原因があると思う人がほとんどかと思いますが、実は大抵は集客ができていないです。
よく考えてみてください。誰よりもクオリティの高いイラストが一番売れるでしょうか?
そうではないはずです。
ファンを作り集客することに重きを置きましょう。
それは
- SNSでのフォロアーを増やす
- SEOをマスターする
- とにかく発信数を量産する
WEB上での販売が優れている点
WEBで売るということの一番のメリットは、一度商品の登録をしておけば、ある程度放置しておくことが可能なところです。
注文が入れば、入金や発送作業をする必要が出てくることもありますが基本的には、自分で営業、売りに行く必要が無いので放置でOKとなります。


正しくWEBマーケティングすることで、営業するのと同じ効果が得られます。
”安くしないと売れない”は絶対に間違い
アートやイラストは買う側からするとなくても良い贅沢品なので、価格を安くしないと売れないと言っている人も少なくありません。
ライバルが多いから価格の安さで勝負するというのは素人が最初に思いつく単純な施策なのです。
安く買いたい人に売るのか、質が良いものを高くても買いたい人に売るのか・・・ネット上には様々な属性の人が混在しています。
そこを選別し適正な価格をつけていきましょう。
NFTの領域であれば価格設定がかなりバグっている状態なので、5イーサとか値段をつけても売れる可能性がありますし、実際売れています。


デジタル作品であれば複製は容易なので、値段を下げやすいですが、
「自分のイラストは安い」というのを客観的に考えてみてどうでしょうか。
自分で自分の価値を下げている行為でもあるのです。
イラスト以外に頑張らないといけないこと
WEB上でイラストを公開していく以上は、WEBの仕組みを勉強しておいた方が良いです。
どうすればWEB上で人を集められるのか、どうすればイラストを買いたい人へこちらの意志が届くのかなど
深く深く考えていきましょう。
これを突き詰めて考えていくと下記のような手段が強い武器となります。
NFT
ここは今後外すことが出来ない領域です。イラストレーターの主戦場になる領域になってくる可能性が高いのです。
先ほど紹介したプラットフォームとコスパを比べてみると大きな差があるように感じます。
SEO
ネットでイラストビジネスをしようと思う人にとって、リスクもない効果的な集客方法です。
自分のサイトを検索結果の上位に表示されるようにする施策です。
youtubeや本を2~3冊読んでブログ運営をしているとしっかり身に付きます。
文章を書くライティングも重要になってきます。


絵を描くイラストレーターにとって文章を書くことに
時間を費やすのはかなり重労働かもしれません。
今だとyoutubeなどのプラットフォームを利用して
SEOに有利に働かせることも可能です。
WEBマーケティング
WEB上で商品を売るための施策です。勿論商品がイラストになったとしても基本的な考え方は変わりません。
WEB上の施策は全てWEBマーケティングに集約されています。


これを身に付けると、イラストを商品として見れるようになります。
SNS発信
継続的な情報発信は必ず必要になってきます。
何せWEBという宇宙空間にいるので、何度も何度も大声で叫ばなければ
誰も気が付くことはないでしょう。
折れることなく、はじめから数年単位の長期戦の覚悟を持って継続的にコツコツ発信していきましょう。
仕事としてイラストを請け負う
クラウドソーシング
クラウドソーシングでクライアントワークをこなすことで、収入を上げられます。
しかし安いのでかなりの作業量をこなさないと多くは稼げないです。
コンペの場合は、作業がお金にならないこともあるので正直しんどいです。


マジでしんどいですね。
0から需要を作り出すのが最も難しい
日常的に必要なものと違って、世の中にイラストは無くても生きていけます。
この段階ですでに、イラストを売るということは一段階難しくなります。
「生活に無くても良いものを買わせる」ことをしないといけないので、
ファンを作る必要があるわけです。
そしてファンを作ることで初めてそのイラストに需要が生まれます。


厳しいこと言えば、ファンの居ないイラストには価値がないとも言えます。
ファンを獲得した上でのイラストは最強
多くのファンがいるイラストレーターはそれだけで絶大な集客能力を得たことになります。
しかしファンはどうしても徐々に数を減らしていくことになるので、見る人を飽きさせず新たなファンを獲得していきましょう。
イラストさえ頑張っていれば売れると思っていてはダメ
イラストさえ頑張って描いていればいつかは、人の目に留まり注目されると思っている人は少なくありません。
しかし、その考えには、マーケットの規模や人にリーチするという部分がすっぽり抜け落ちてしまっています。
確かに、イラストのみを頑張って描いていき、成功に至った例も存在しますが確率論から言えば、ほんの0.1%に満たないような確率でしょう。
この確率を1%でも出来るだけ大きくし効率よく認知してもらうためにはマーケティングの考えは必須です。
「マーケティングなんて意味わからないし、イラストレーターのやることじゃないじゃん」と言われるかもですが
どうか冷静に考えてください。
イラストで稼ごうと思ったら”人に認知してもらう”ための施策は必ず必要になります。


イラストレーターはイラストを描く仕事と思っている人が多いですが、
やり方はどうあれ営業も仕事の一環ですよ。
”描ければ幸せ”から脱出しなければ売れない
なぜならそれは発信やアピールに全力が出せないからです。店舗があっても客を呼べないからです。
かつての自分もそういうとこがあったりして、内にこもって描いていたりしましたが、やはり他人に認知してもらう行動を頑張らなければ結果はついてきません。
本当に腕に自信があるならガンガンどしどし、人の目に触れる所にイラストを置いていきましょう。


めんどくさいことをこなすことに価値があります。
人に合わせて描くだけではなく認知される行動もイラスト以上に頑張る
こんなことを言うと


そんなんじゃ面白いオリジナリティある絵なんて描けないよ。
描くことに全集中しなきゃ。
と思われる方も多いのではないでしょうか。
当たり前ですが、絵を描くことと、人に自分の絵を知らせることは違う行為です。
しかしここが一緒になっている人が意外にも多いのです。
「良い絵さえ描いていれば注目される」
確かに間違ってはいないですが、それだけではあまりにも非力すぎます。
今はネットがあるので、自分の絵を他人に知らせることが、自分一人でも出来るようになりました。
これを利用しない手はないのです。
イラストを売るには、イラストを買う属性の人(ファン予備軍)の目にとにかく多く触れさせる
当たり前ですが人のいないところでは絵は売れません。
しかも絵を買うのが好きだったり、絵を集めるのが好きな人はとにかく絶対数が少ないです。
しかし、ネット所だと範囲が広いので、世界中の”イラストを買うくらい好き”属性の人やファン予備軍にリーチ出来る可能性が高いのです。
仮に10,000人に「この絵どうですか」と宣伝出来たとしたら、おそらく少なくとも数枚は売れるのではないでしょうか。


これが出来るのがネットの強味です。
自分が「こんなの買うわけがない」と思うようなものでも
10,000人の人間の中には、少数でも「買う」人が居るのです。
どうやってその10,000人を集めるのかを考えましょう。
イラストが売れる売れないは、ファンが必要だということからは逃れられない
WEB上だろうとリアル店舗だろうと、何を売るにも集客は必須です。
そして、絵を描いているだけでは集客に繋がりません。ファンを増やすべく発信を地道に続けていく必要があります。
結局何が一番稼げるのか
2022年時点では、確実にNFTと言い切れます。
発信にも同じくらい全力で取り組んで、ファンを増やし自分の商品売り場に来てもらうことで稼げるようになります。
【まとめ】絵やイラストを売る方法【稼ぐにこだわる】
今回はイラストを売る方法について解説しました。
まとめると、
- イラストをNFT化する(必須)
- イラストを描くだけ、ショップを出すだけでは売れないという事実に早い段階で気づこう
- WEBマーケティングを学び実践し、ショップに人を呼ぶ
- ショップを開設してもそこは、砂漠のど真ん中か真っ暗な宇宙空間なので人は居ない
- SNSでの継続的発信、SEOでの集客することで初めてショップに人が来る
- 何らかのサービスを使うなら、とにかく手数料が安いサービスを使う
- イラストは好きになってくれるファンを作れて初めて売れる
- 当然ファンを増やしていかないと収入も増えない
コツコツ発信作業とイラスト作成を頑張っていきましょう。
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