
NFTアートって高額なものがあると知ったんですが、
どんなものがありますか?なぜそんな値段になるのでしょうか。
詳しく知りたいです。

まだまだ一般には情報が行き届いていないNFTアートですが、
中には数十億の値段が付いているものや数千万の価格がついているものなど
かなりバブリーな状況です。
今回は、特に億~数百万円の高額なNFTアートを紹介します。
NFTアートを作る際の参考にしていただければと思います。
高額NFTアート作品【高額になる理由を知って創作に活かそう】
この記事で分かること
- 高額NFTアート作品一覧
- NFTアートが高額になる理由
- NFTアートを売るために必要な事
高額なNFTアート作品をご紹介
まずはNFTアートが何か分からない方はこちらへどうぞ。
さて今回は、高額なNFTアートをまとめました。もしNFTに挑戦したいと思っている人は傾向と対策を考える際の参考にしてください。


現在、コアなファンのいるアーティストは、NFTでほぼ確実に稼げます。
懸念される点としては、現在のopenseaなどでは、自作自演が出来てしまうというのがあります。
アカウントを2つ以上作り、自身の作品の価格を自分で上げていくわけです。
全て信じるということはせず、この辺りのリスクもまだまだある世界だということは頭に入れておきましょう。
EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS
- 作 者 Beeple
- 作品名 EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS
- 価 格 約75億円(6934万6250ドル)
- 購入者 Metakovan(メタコバン)Metapurse(世界最大のNFTファンド)の創設者、投資家
購入者のメタコバンは、Beepleの作品であるBeeple Everydays: The 2020 Collectionの初版セットをすべて購入しているらしいので、
コアなファンであることは間違いないです。ファンが好きなアーティストの作品を収集するというのは、最もシンプルなアートを買う理由です。


正直、これが印刷出力されたアナログ作品であったなら
ここまでの価値はない作品だったでしょう。
今後、NFTの恩恵をこの作品以上に受けることは難しいと考えていますが
それでも全然チャンスはありますね。
貨幣工場
MrMisangは韓国のデジタルアーティストです。絵というよりはちょっとしたアニメ動画に近い感じです。
4900万円で落札されたので、今↓で見れるものは言わばコピーされた偽物ということになります。
- 作 者 MrMisang
- 作品名 貨幣工場
- 価 格 約4900万円(200ETH)
- 購入者 gblstsmp
購入者について調べましたが詳しい情報は出てこずです。
CryptoPunks
最古のNFTアート・NFTアートのパイオニア
CryptoPunksは、もともとは2017年に1000個限定で無料で配布されたものです。
2021年5月12日に↓の画像の9枚のパンクスが、1766年設立の世界中に知られているオークションハウス、クリスティーズのオークションにて
18.5億円で落札されました。
NFTというデジタルアートを通じて“所有権そのものの概念はどうなるのか”というテーマ性を持った作品です。
言い換えればパイオニアであるがゆえにNFTの恩恵をダイレクトに使った作品と言えます。
- 作 者 サイファーパンク (cypherpunk) John Watkinson 、 Matt Hall
- 作品名 CryptoPunks
- 価 格 約18.5億円 1700万ドル
- 購入者 Mike McDonald、、、
お花
日本人アーティスト村上隆のNFTアート。
出品を一時取り下げたので、価格はついていません。
- 作 者 村上隆
- 価 格 -
- 購入者 -
Hashmasks
NFT参入は2021年1月。
Hashmasksは個人ではなく70名のアーティストチームです。作品数は16384ですべての作品がNFTによって“一点物”が保証されています。
開始1週間で9億円の売り上げを上げました。
- 作 者 Hashmasks
- 価 格 約6900万
- 購入者 DANNY @seedphrase (投資家)
3LAU
音源のNFT
アルバムとして一度発売した音源をNFT化することで、4億円もの価値となった例です。


え、アルバムとして発売してるんだ。
とりあえずやったもん勝ちな気がする
- 作 者 3LAU(ジャスティン・ブラウ)
- 価 格 約4億円(366万6,666ドル)
- 購入者 -
NFTアートが高額になる理由
平たく言えば投資家が投資目的で買うからです。
逆に言えば、そのアートに投資する理由がなくなってしまえば価格は上がらないでしょう。
NFTバブル
投資家から注目されている状態なので、供給が大きくなっています。
投資家のような大きな金額を動かせる人が価値を見出せることで巨額なお金が動くわけなので、一般化はまだまだハードルが高いです。


結局は投資家が投資目的で買うか買わないかの世界。
NFTアートを売るために必要な事
アートを作る上で大切になることが2点ほどあります。
作家に価値があるのか、作品に価値があるのか
まずは作品に価値が無いと、作家に価値が生まれません。
作家に価値が出てくると、基本的にはどんな作品でも価値を持つようになります。
NFTアートを買う側の考えを考える
投資家を知る
NFTアートは投資家が買う以上、投資家の思考を考えていきましょう。


自身が投資家ではない場合は、勉強するしかないですね。
鑑賞目的
鑑賞目的で買う場合は、今後価値が上がらなくても良いという意味も含めています。
自分の好きなものを一点物で、自分だけが持っているという所有欲を満たせていればいいわけです。
誰が何が好きで・・・など狙っていくNFTの世界でのマーケティングも考えなければ厳しそうです。
投資目的
数千万や億単位の大きな価格が付くのは、おおよそ投資目的で買われたアートです。
投資家が見るのは今後価値が上がるかどうかなので、アートとしてのコンセプト、意味に資産性がどの程度あるのかを考えなければなりません。
そのためには過去のアートがどのように変化し、芸術革命を起こしたりした経緯などを知り、そしてその作品にどんな価値が付いたのかを勉強する必要があるでしょう。


これからアートを創る人は
- 投資家の勉強
- マーケティング
- アートの歴史
- アートのオークションで価格がどう付いたのか
を勉強する必要がありそうです。
作品の本当の価値は、アーティストが死んでから30年は経過しなければ分からないと言われています。
本質的にはNFTアートだから高額になったという訳ではない
どんな意味のないアートでもNFT化して売れば高額になるというわけではありません。
NFTという技術を通したアートで、NFTという新しい意味のあるコンセプトが付加されるわけなので
アートの世界に革命が起きたと言えます。
過去の事例でもありますが、“アートの革命に関わる作品”は、アートの価値としても大きいものになるので
EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYSのような75億もの価格が付いたと言えます。


75億はNFTというアートの革命代みたいなものです。
NFTがもたらしたアートの革命は長くは続きません。
今後NFTが当たり前になっていくからです。
今後、新しく出てくるNFTアートはどんどん価値が落ちる
やがてはNFTのボーナスタイムは終了し、純粋なアートして価値のあるものだけに価値が生まれ、売れる条件がどんどん厳しくなっていくでしょう。
なぜなら、すべての人が同じように使える以上、NFTはアートの世界においてなんら普通で当然のものになるからです。
過去の話でいうなら、印象派のような何か技法や作風を生み出した人と、それを真似た人では価値が大きく異なるのと同様に、
当たり前になっていけいくほど、アートの価値は落ちていきます。
プラスしてアートの価値を判断するのは、あくまでお金を持っている投資家です。


いくつもの要素が重なり合ってアートの価値が判断されるので難しい
高額NFTアート作品【高額になる理由を知って創作に活かそう】
という訳でNFTアート作品の紹介と高額になる理由について考えてみました。
今後、NFTの熱はどんどん高まっていくのではないかと予想しています。
そこには多くのチャンスが生まれる筈なので私も引き続き、注目していこうと思います。
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