
疲れました。デザイナーに挫折しそうです。
あれだけ好きだったデザインが楽しくないし嫌いになってきてます。

デザイナーはかなり、精神力やその時の気持ちに左右されてしまう職業です。
本来そういったことに振り回されてはプロ失格なのですが、
私たちは人間ですし、10年以上経験を積んでも完全に克服できるとは思えません。
ただ、あらかじめ知っておくことで、ダメージを減らせたり回避、回復出来たりもするので
今回は、挫折しそうな時に役に立つ知識を共有したいと思います。
デザイナーとして挫折をした時(しそうな時)の対処法
- デザイナーとして挫折した、挫折しそうな時の対処法
- デザイナーの挫折とはどういった状態か
- デザイナーの挫折はなぜ起こるか
- 挫折を経験したときの状況
- 挫折が起こる環境
- 挫折しそうな時に逃げて良いのか
デザイナーの挫折とはどういった状態か

そもそもの挫折は意味はこんな感じです。
デザイナーの挫折は、主にこの2パターンです。
- デザインが上手くならない、仕事が出来ないことに絶望する
- 身近に自分より出来るデザイナーがいて自分の無力さに絶望する
元々の意味は
仕事や計画などが、中途で失敗しだめになること。また、そのために意欲・気力をなくすこと。です。
そもそもデザイナーはデザインに希望をもっていないと意欲や気力を維持できません。
失敗を失敗と捉えないようにするためには自分本位で考える部分を、通常の職業より大きめに持ちましょう。

早い話自分勝手で良いという意味です。
勿論、勝手にするには理由付けはしっかりしなければいけません。
デザイナーの挫折はなぜ起こるか

結論としては、他人の影響を受けることがキッカケになり絶望してしまい行動を止めてしまうことで挫折が起きます。

他人の影響でやる気がなくなってしまうわけです。
でも、よくよく考えてみると他人のせいにしてるとも言えますね。
回避する方法はいくらでもある訳なので。
クオリティの指摘をされたり、とてつもない才能を目の当たりにし絶望してしまったときに挫折してしまうのです。
他人の努力の量は表面的には分かりません。分からないものに対して絶望しなくていいのではないでしょうか。仮に解ったとしても同じ努力が出来ない理由にはなりません。
デザインのクオリティは努力量で解決できることなので気にせず、インプットアウトプットに全力を尽くしましょう。
デザイナーとして挫折した、挫折しそうな時の対処法
1つは原因を特定し、その原因が排除された環境に変えることです。
時には逃げることも必要になりますし、怒りや自分の意見を伝えることも必要になってきます。
ただ、いくらこちらの意見を言ったとしても他人を変えるのはほぼ不可能なのでそういった場合は
外部情報の完全スルーをお勧めします。

飲んで愚痴って解消されても根本的には解決しませんね。
私が挫折を経験したときの状況

挫折には必ず他人が関係してきます。
私の場合は、勤めていたデザイン会社の上司に当たるデザインを管理する人が、ディレクターでもデザイナーでもなくデザイン経験がなかったことが大きかったと感じています。
経験のない素人にデザインを評価され、修正をさせられる訳ですが、修正の意図がこちらに伝わってこないし逆に良いデザインができても良い理由も伝わってきません。
「この点が○○の理由で良いよ」「ここは●●だからダメなので絶対に直して」と言われれば、その意見はそもまま自分にインプットされます。しかし、そこが不明確だと迷いしか生み出しません。
- なんか違うんだよなぁ。もっとかっこよくならない?(理由が不明確)
- ●●のサイトを見て参考にして。(クライアントに言われていない全くテイストの違う手本を見せてくる)
- 最初から作り直して(全否定)
- ここをもっと目立たせて大きくして(一つを大きく変更すると、全体のバランスが崩れるので新人には調整が難しい場合が多い)
特徴としては、気分で内容が変わったりします。素直な人ほど言葉のまま受け取るのでデザインは良くなりません。
こういった指摘を受け続けると、防衛本能として人は無意識にその人の話を聞かなくなってきます。これは今後の自分にとってもよくないことなので意識して自分の考えを持ってデザインを良くしていこうとだけ集中するべきです。

どういう理由でこういう風に直していいのか意味が解らず、言われるまま直して
いくと当然うまくできないわけで・・
この繰り返しで私は疲弊していきました。
次第に、直しても直してもうまくできないので、「自分には才能がない」「あの説明で分かる人には分かるんだろうな」「作業が楽しくない」という自己肯定感下がりまくりの思考へ変化していきます。
しかし、今から思うと、修正の伝え方ももっと分かりやすく伝わりやすい言い方はあったのではないかと感じていますし、今、自分がその立場ならいくらでも伝え方はあったと思えます。

自分はああならないようにしようと心に決めました。笑
本人の納得や理解のない修正は、答えのないくだらない疑問や迷いを生み出し続け成長にもつながりません。
そんな伝わらない説明をする人の特徴はこんな感じ
- そもそもせっかちな性格
- 他の出来る人と比べる
- 伝える能力が低い(察せよというスタンス)
- 中途半端なデザイン知識だけ持っている
- デザイン経験なし
こういった人がデザイナーをまとめる立場にいる場合は注意です。仮にデザインが上手くなったとしても他の問題点を見つけてきて文句をつけてきますから。
まさに挫折製造機となりうる人の特徴です。
会社の上司以外にも、客、クライアントにそういう人がいると成長に繋がらないので注意しましょう。
ツイッターやSNSの世界でもあるように不利益を生む人からは離れようという風潮がありますが、リアルの世界でも同じです。
しかし、判断を誤ると色々と面倒な事にもなるので行動は慎重にしなければなりません。
挫折は当たり前です


挫折は当たり前に起こります。日常です。どんなにデザイナーとして実力差があって絶望したとしても、
2年本気で勉強しアウトプットすれば大抵のレベルまでは誰でも上れます。
再起不能の衝撃を受けたとしても「ちょっと休んでからやってみよ」と思えれば最高です。
挫折⁼終わりではなく、問題点の発覚くらいに考えられれば成長するポイントに代わります。
時間を無駄にしないためにもどれだけ早く立ち直れるかが重要になってきます。
集中するべきこと事に集中して、不要な部分には鈍感で居ましょう


この場合、
集中すべきことは「価値のある良い物を作る事」
不要な部分とは「成長に繋がらない意見やアドバイスや強要」
この選択を徹底できればOKです。
成長に繋がらない意見やアドバイスを貰う際には、SNS同様に
スルーすればいいのです。
ただし、対面なので一応意見は耳に入れないとですが
とどめなくてOK
スルーするには人生経験も重要です。
今思えば学生の頃は小さい事で悩んだりしていた筈です。長く生きているとある程度の事には自分なりの答えが出てきて小さな事では悩まなくなります。
経験によって自分で導き出した考えは強いです。
挫折を乗り越える方法


- とりあえず休憩する
- 他の何かに挑戦する
- 成長するためには挫折が必要と受け止める
絶望してしまうと挫折しやすくなります。絶望させようとしてくるような環境にいるべきではないです。
デザイナーとして実力がない状態で逃げても良いのか


逃げていいと言ってみたものの、まだまだデザインの修行中の状態で逃げていいのかと思う人もいるかと思います。
私の場合は、吸収できるものがあったから逃げませんでした。吸収できるものを全て学べたなと感じれたころに、そのデザイン会社を離れました。
デザイナーはスキルのレベルが一番重要です。低いレベルでは、安い仕事しか出来ません。
今後もその会社に居てもスキルレベルが上がらないと判断できるのであれば早く逃げましょう。
ただし覚えておいてほしいのは、デザインのレベルを一番上げてくれるのはスクールでも大学でも、独学でもなく、仕事として実践することです。


上司の言ってことは成長に繋がらないけど、
周りのデザイナーからは盗めるものがあるのであれば
残って実践を繰り返しましょう。
その価値があります。
【まとめ】デザイナーとして挫折をした時(しそうな時)の対処法
デザイナーの挫折についてまとめて見ました。
挫折する原因はなにかしらの他人の影響だということ、受けるべき影響とスルーすべき影響を分けて考えましょう。
デザインにおいて最も力が付くのは、スクールで習うことでも大学で学ぶ事でもありません。実際にデザインの仕事をする事です。
このあたりの自分の状況を見て、天秤にかけて判断してみましょう。


学べないなら離れましょう。
それではこの辺で〆たいと思います。
参考になれば幸いです。有り難うございました。
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