
クリエイターってかっこいいけど、どういう人達の事ですか?
漠然となりたいけどなれるものなの?

クリエイターとは何かしらの気持ちを込めて何かを創作している人の事です。
イラストレーターもデザイナーも芸術家も彫刻家も・・・すべてクリエイターです。
今回はこのあたりを詳しく深掘りしていきます。
もしかしたら自分にピッタリ合うクリエイターが何か見つかるかもしれません。
未来のクリエイター像が分かる事で目指すか目指さないかの判断材料になるかもです。
デザイナーとして10年以上の経験と、ゲーム業界も多少なり知っているので、解説して行きます。
それではどうぞ。
クリエイターとは何か【クリエイター(デザイナー)が考えてみた】
この記事で分かる事
- クリエイターの定義や意味が分かる
- どういったクリエイターがあるのか、種類が分かる
- クリエイターとはどんな仕事なのか
- クリエイターの良い点、悪い点
- クリエイターとしての体験談
- クリエイターに向いている人、必要な才能
- クリエイターの未来
- 今後も必要とされるクリエーター像

このあたりが分かります。
クリエイターの定義や意味

クリエイターという職業は意味が分かりにくく曖昧で、
「結局何している人?」と思っている人は少なくないはずです。そこで今回はここの所を
深く掘って行くので参考にして見てください。
テキスト的に見たクリエイターの意味はこんな感じ。
クリエイター
【英】creator
創造者、創作者をいう。広告業界では、広告をつくる創作技術者。広告制作にたずさわるアート・ディレクター、イラストレーター、コピーライター、カメラマンなどの総称。このクリエーターをかかえている広告代理店をクリエイティブ・エージェンシーと呼んでいる。彼らの創造活動が販売に大きな影響を与えるので、クリエーター集団に対する関心が高まっている。
引用:weblio辞書
創造者、創作者と言われてもピンとこないかもなので、
補足として私の考えを追加します。
- 何かしらの伝えたい思いや技術、独自の考え方を創作物で表現する人
- 創作物を作る事で対価を得て生活している人
主に新しい価値観や自分の考え方を表現している人をアーティストといい、
ニーズに合わせて顧客を満足させる為や、問題を解決する為に製作物を作っているのが、
デザイナーやアートディレクターとなります。
その他にも、自分の力を創作物に代え、それを仕事に出来ているのであれば、
胸を張ってクリエイターだと言えるでしょう。
クリエイターではない製作者【オペレーター】

例えば、工場の作業員、デザイナーの補助をするオペレーター
何かを作っているのは確かですし、良い仕事をしてやるという気持ちは本物かもしれませんが、
その出来た製品の設計図には、その個人の思いや考え方は反映していないので、こういった作業員は
クリエイターではなくオペレーターとなります。
余談ですが、デザイナーの世界でも、オペレーションから仕事をしていく事が多く、最初は
デザイナーやディレクターの指示に沿って作成物を作って行く事になります。

ペーペーの頃は、パソコンでの作業をせずに、ひたすら資料をまとめたりアナログな作業をしてました。
イラストの世界でも、初めは人の真似から入り、徐々に自分の個性を混ぜていけるようになってきます。
よって必然的に難易度は
クリエイター>オペレーターとなります。

この時点でオペレーターよりもクリエーターは市場価値が高くなります。
が、クリエーターには資格は要らないので、実力が無くてもクリエーターを名のる事も簡単なので
よく分からない職業にされてしまいがちですね。
クリエイターの種類を思いつく限り上げてみます。
思いつく限りあげてみます。もしかしたらそんなクリエイターいたの?と思うものもあるかもです。
新しい技術が生まれれば、それに伴って新しいクリエイターも生まれますね。
- グラフィックデザイナー
- サムネ職人
- プロダクトデザイナー
- インテリアデザイナー
- エクステリアデザイナー
- ファッションデザイナー
- ディスプレイコーディネーター
- ガラス工芸作家
- 陶芸家
- コピーライター
- ブロガー
- 脚本家、シナリオライター
- CGデザイナー
- ドリブルデザイナー
- VRクリエイター
- VRアーティスト
- カーデザイナー
- フラワーコーディネーター
- 映画監督
- 映像作家
- youtuber
- イラストレーター
- 絵師
- 漫画家
- キャラクターデザイナー
- 絵本作家
- 小説家
- パッケージデザイナー
- WEBデザイナー
- カメラマン、フォトグラファー
- インスタグラマー
- アートディレクター
- アニメーター
- ゲームクリエイター
- 特殊メイクアーティスト
- シンガーソングライター
- スタンプクリエイター
- 音楽家
- 作曲家
- 作詞家
- サウンドクリエイター
- 舞台監督
- 芸術家
- 建築士
- 広告、CMディレクター
最近では、動画のサムネを作る専門のクリエイターだったり、
VRの世界に3Dの作品をつくるVRクリエイターなんていうのも生まれています。

独学で学び続ける覚悟が要りますね
クリエイターの良い点と悪い点

人によって多少ズレがあるので一概には言えませんが、こんな感じ。
良い悪いが人によってかなり差があります。できる人は良いというし、出来ない人はしんどいとか悪いと感じることでしょう。
年齢によっても変わってくるので、体力のある年齢の頃は良いですが、私のように40手前になってくるとしんどくなってきます。
良い点
- 楽しい人には楽しい
- 作品が残る
- 自分の気持ちや思いを作品に反映できる
- 結果が成果に繋がりやすい
悪い点
- ストック型の収益ではないのでずっと作業しなければならない。体力が必要。
- 基本的に収入は平均以下で高くはない
- 基本忙しく時間的な束縛が多い
- チームで作成などしていると意見や考え方の違いにぶつかることがある
- いっぱいいっぱいの極限状況にいる事が多く精神的な余裕は少なめ

コスパを考えるとほんと良いとは言えないですが、本当に好きな人にとっては、クリエイターとして生きる事は、
これ以上ない幸せなことであるのは間違いありません。
だって、好きな事をして生きていけるわけですから。
時間的な窮屈さは、独立すると、かなり景色は変わりますね。
クリエイター職に興味がある人はこちらで転職について語ってます。参考にしていただければ幸いです。
クリエイターは好きでなければ続けられない【経験談】


何でもそうですが、人間が力を一番発揮できるのは「好きで楽しんでいるとき」です。
どんなクリエイターであってもライバルは強力で、適当に作ったものでは単純に勝負に勝てません。
常に楽しんで120%の実力を出せた作品を生み出さなければクリエイターは続けられないです。
クリエイター維持するのが本当に難しいです。ビジネスのコスパの面でもお金より好きな事ややりたい事を優先しないと出来ない場面にもよく遭遇します。
好きで作業していたとしても、スランプに陥ったりモチベーションにも波があったりもするので自己管理をしっかりして
おかなければ維持が苦しいです。
そして、時代によって必要になるスキルも変わってくるので、常に新しい情報や技術に目を光らせ吸収できる余裕が必要です。


好きの量で負けているならクリエイターとして最初の勝負で負けています。
自分より作品作りが好きな人と遭遇すると精神的にきついです。
私の場合はイラストに自信があったのですが、明らかに自分よりもオールマイティに何でも描けてしまう・・・といった才能に出会った事がありました。(その時自分は描ける分野が狭いんだと気付き、それ以降は逆にどんどん狭く尖がっていく方向に進んでました)
当時はショックを受け、「これは本物だ」と心折れかけました。
単純にクリエイターに必要な能力として熱意、情熱があります。これはクリエイターの基礎戦闘力と言って良いもので、
他人に教えられ言われて身に付くものでもなく、自分の気付きでしか高める事ができません。
人間は他人に教えられる内容に100%本気になるかと言われたら、多くの人がそうではありません。
やはりどこかで、教えてくれる人に精神的に頼ってしまう事が多いのです。そんな状況だと、思考停止を招きクリエイティブの何か重要な部分に気付いたりするのは困難になります。
率先して、自分の意思で独学する勢いで、能力を高めていこうとしている人にだけ、重要な気付きは起こります。


「知れば知るほど、やればやるほどクリエイティブが好きになる」
この状態になった人は無敵でしょうね。
クリエイターの未来。これから伸びる分野


AIが発達する未来において,
本当に考えを持って行動できるクリエイターの市場価値は上がっていきます。
特に伸びてくるのがゲーム、VR(仮想現実)の世界になってくるとは思います。
実際にネットゲームの市場規模もどんどん拡大しています。
これまでの3Dの技術は勿論、VRが活かせる分野のクリエイターは強いでしょう。
もっと根本の話だと、「クリエイティブな思考はAIが苦手である」というような情報もあってか
AIが発達するとクリエイターの数は増えると予想しており、実力の低い自称クリエイターも増えるでしょう。
全体的に見るとクリエイターに需要があるかと言われればそうではなく、「提案力や実力のあるクリエイターのみ需要がある」という答えになるので、
実力のあるクリエイターは更に価値を上げて行くでしょう。
ゲームに付随した、グラフィックデザイナーやキャラクターデザイナー、CGデザイナー、サウンドクリエイター、などなど需要は高まって行くでしょう。
今後重宝されるクリエーター像


- 他との差別化やブランディングがはっきりしているクリエイター
- 提案力のあるクリエイター
- もう一つ有益なスキルを持っている
- 実績のアピール


このあたりがめちゃくちゃ重要ですね。
他との差別化やブランディングがはっきりしているクリエイターとは、「こういったものが欲しいからこの人に仕事を頼もう」と思って貰える状況やポジションを取れているかどうかです。
相手がどう感じるのかコントロールするのは難しいので、提案力ともう一つのスキルを駆使してポジションを徐々にとっていきましょう。
提案力ともう一つの有益なスキルを組み合わせることは、上記のブランディング、差別化にも繋がるテクニックです。
理由は提案力と、もう一つスキルを持っているクリエイターは少ないからです。
クリエイターにはどこか職人気質な部分があり、「作品一つで食っていくぞ」と思っている人が多いので、作品以外のスキルには無頓着な場合が実に多いです。(過去の私自身もそうでした)
っクリエイターは、組み合わせれば効果が倍増できるスキルを身に付けましょう。
それでは今回は以上です。参考になりましたら幸いです。
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