

もうデザインが出来ません。
デザインするのが嫌いになりそうです。
何か解決策はありませんか?

好きでデザイナーになったのに、思っていたデザイナー像とのギャップや過酷な労働環境で
デザインそのものが嫌いになってしまうことがあります。私も過去にデザインに絶望し、男泣きした記憶がありますね(笑)
デザインに対する考えやマインドが整っていないとちょっとしたことで精神的ダメージを負います。
私の経験を元にデザインできない病についてまとめてみました。
デザインできない病の対策【勉強すれば回避できる】
この記事で分かること
- デザインできない病とはどんな症状か
- デザインができなくなる原因
- デザインができなくなる環境
- デザインができなくなる言葉
- モチベーションややる気をどうこう言うよりも当事者意識
- 逃げて正解。傷は早めに手当てする

この辺りを解説します。
デザインできない病とはどんな症状か
まず、デザインできない病なんていう病気はありません。
精神状態が悪化することによってデザインができない状態を指します。

デザインすることが怖くなる
自分の作ったデザインでは要望を満たせないとか一定のクオリティに達っせないとか、
余計な思考が脳内を占領して、デザインが怖くなっていきます。

デザイナーとしてデザインするために居るのに、デザインができないのは絶望です。
デザインは思考を巡らせ最適解を見つけ出す作業でもあるので、
脳内が絶望で埋まっていてはどう頑張ってもデザインなんて出来ません。
自分に自信を失い、自己肯定感も低下し、良いデザインが作れず、やたら時間が掛かったり作業が苦痛で仕方なかったりしますよね。
しかし実は大半のデザイナーが経験している壁なので気持ちを引き締めて立ちむかってほしいです。
乗り越えた人は実力が確実に上がるので前向きにとらえましょう。
解決するには、「デザインに関する知識を蓄える」のみです。
デザインするのが怖くなる原因は、圧倒的に勉強不足、知識不足です。

最悪、デザインするというアウトプットが下手だとしても、知識さえあれば遅いながら前向きな成長も期待できます。
知っていればなんとかなったりします。
校正ミスなど普段ならしないミスが増える
デザインできない病になると、普段しないようなミスが増えます。
ほんとに簡単な見落としが増えたりするので、「俺はこんなにもできないのか」と悪循環になります。


信じられないかもですがマジで増えます。萎えます。
原因は、脳内が絶望で占領されているからです。
それほど絶望感は、役に立たない後ろ向きの思考になってしまうので、絶望感を持たないように心がけたいものです。
デザイナーは才能で仕事をしていると思いがちですがそうではありません。
才能基準で考えると、努力は無駄という思考になりがちなので、
出来るだけ長期的な思考に切り替えて、コツコツ努力を重ねて
スキルを積み上げえていく考えに切り替えましょう。
何が良いデザインなのか全くわからなくなる
これも、脳内が絶望感で満たされているので、判断能力が失われている状態です。
絶望はあらゆる面でデザイナーからデザイン力を奪っていきます。
逆に言えば、絶望の反対の希望は、デザイナーに力を与えてくれるものです。
ウキウキワクワクすることほど良いデザインが作れるのは誰もが想像できますよね。
ウキウキワクワク出来る環境はそこにありますか?
それが自分にとってどんなものなのか考えて見ましょう。


大概、雇われている状態に希望はあまり転がっていませんね。
自分は発達障害などの先天性のハンデがあるのではないかを疑う
恥ずかしい話ですが、デザインできない病になってしまったときに、私はADHDや発達障害なのではないかと
自分を疑うようになってしまってました。
自分がデザインが出来ないのは仕方のない理由があるということにしておきたかったのだと思います。
確かにそういうこともあるかもですが、むしろADHDや発達障害の方がデザイナーには向いてないか?と今では思うこともあります。
何の世界でもトップ中のトップになるには才能が必要かもしれませんが、デザイナーという職業で卒なく仕事が出来るようになるには、
そんなトップ中のトップの才能と実力が必要になるわけではありません。
上位65~80%くらいの実力があれば十分通用します。
そのくらいになるのに必要な才能と言えば
- デザインに興味がある
- デザインがそこそこ好き
ぐらいに思っている人なら、勉強して知識を身に付ければ大抵到達できます。
しかしそこにはどうしても勉強が必要なのです。


勉強しない人ほど、自分ではない何かのせいにしてできない理由を探そうとします。
足りないのは勉強なのです。
最終的にはデザインが嫌いになり業界を去る
絶望感を克服出来ないでいると、仕事がストレス増殖するだけのもに変わります。
そしてピークに達するとデザインが嫌いになります。
そうやって辞めていく人を数多く見てきました。
嫌いになって辞めていくのはまだマシですが、うつ病になったりでもすると、数年単位の行動不能状態になってしまうので、我慢はするべきではありません。


私の場合、絶望感を持ったままでデザインできない病の状態で数年間働いていたので、
成長も遅く、かなりコスパの悪い時間を過ごしてしまっていたと思います。
デザインできない病を引き起こす他人の言葉
- ため息
- おいおいおいおい(大丈夫か?)
- 無言(無視)
基本的に、なんでも出来て当たり前の考えを持っている人が放つ言葉には要注意です。
人間何でもできて当たり前なんて事はあり得ません。
できるまでに、希望を持って学習してインプットしなければ身につかないのです。
希望のない学習は極めて身に付きにくいです。
今、確認してほしいのは”未来に向けて学ぶ意欲があるか”どうかです。
これがなければ、心無い言葉が止む可能性が低く心を病む可能性が高まります。


過去の私が精神的に本当にしんどい場面で頭にあったのは
「デザイナーを止めない、諦めない」だけでした。
残念ながら「勉強しスキルを身に付け成長する」ということが
頭になかったのです。
これが無い限り周りの人や環境も変わってきません。
モチベーションややる気をどうこう言うよりも“当事者意識”を持つ
当事者意識のない人がどれだけ努力しても、成長は遅いです。
どれだけやっても他人事なので本気にはなれません。
モチベーションという気分に流されて行動するとただの気分屋となってしまうのです。
もし、当事者意識があって「本当にしんどい」「先が見えない」と感じているなら
今のままのスキルだと心を壊すかもしれないです。
逃げて正解。傷は早めに手当てする
デザインの知識が大事と言われても、現状の自分ではどうにもならない時もあります。
知識も一朝一夕では身に付きませんし、それなりに時間が掛かるものです。
仕事が出来ないストレスを受け続けながら勉強するのはかなりしんどかったりもします。


心がそれどころではない感じ。
そんな時は逃げて正解です。
逃げて、ストレスを減らしましょう。また別のストレスを抱えてしまうかもですが、うつ病になるほどの事でもないはず。
そしてその後は絶対により深くデザインを勉強しましょう。
会社で働いてデザインをしていると社内で役に立つことしか勉強しなくなります。
もっと広い視点でデザインというビジネス全体を学ことで、スルー技術が身に付きます。


もうデザインを勉強することはないと思っている人が居たとしたら
それは断言できますが勘違いです。
デザインができない病を引き起こす原因は「勉強不足+人間関係」がほとんど
デザインが出来なくなる原因は、私の経験上99%勉強不足+人間関係です。
自分を成長させてくれるのは自分だけ。自分を退化させるのは人間くらいに思っておいてちょうどいいのではないでしょうか。
ただし、自分の未熟な部分を解らせてくれるのも、他人の言葉だったりするので、
他人の言葉の取捨選択をして受け入れるかスルーするかの判断基準を持てるように
しておきたいです。
人間関係から生まれる絶望以外の絶望は、ほとんど、仕事の勉強することで解決します。
【まとめ】デザインできない病の対策【勉強すれば回避できる】
今回はデザインできない病という問題に対してまとめてみました。
結論から言うと
勉強することで知識を持っているだけで行動する選択肢は増えます。
本来受けなくていいダメージを受けてしまっている人は、知識を得ることで攻撃をスルーできるようになってきます。


勉強することと仕事をすることは、言わばインプットとアウトプットです。
中々同時にするのは難しかったりします。
ということは、休みの日に遊んでいたり、家に帰ってテレビを見たりしていると、
インプットの時間を作れないことになります。
このあたりの時間の使い方は意識しておいた方が良いです。
そして最終的には独立し、心無い攻撃をされず、なおかつ自己投資や知識のインプットに専念できる環境を手に入れましょう。
今回はこの辺りで〆たいと思います。
お役にたてれば幸いです。
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