
年齢が30代で尚且つ未経験者がwebデザイナーになれるか
センスがないとダメなのかなど
30代から未経験者がデザイナーになるには何をしたら良いのかといった疑問にお答えして行きたいと思います。
どういった考えでデザイナーに向き合えば良いのか考えて行きましょう。
参考までに私の経験はこんな感じです。
- デザイナー経験15年程
- 転職エージェント使用経験あり
- デザイナー面接官経験あり
- 【未経験】30代からWEBデザイナーになる最適解を現役が解説
- 2022年。正直30代から未経験でWEBデザイナーに成れるのか
- 具体的にどうすればWEBデザイナーに成れるか
- 30代から未経験でWEBデザイナーになる人に立ちふさがる大きな壁
- 現職がデザイナーに近いポジションな人ほど有利
- 【要確認】求人内容の年齢枠に変化があります。
- 30代後半から未経験でデザイナーを目指す人へ。コスパはよくない事は覚悟しておいた方が良いかも
- 未経験者がWEBデザインを学ぶにはスクールか独学か
- 30代後半で未経験でデザイナーになる場合のスクールの選び方
【未経験】30代からWEBデザイナーになる最適解を現役が解説
この記事で分かること
- 30代でWEBデザイナーを目指す際に必要なことが分かる
- 30代でWEBデザイナーを目指すメリットデメリットなど
- 30代でWEBデザイナーを目指す人がやっておいた方がいいこと

私の経験を元にお話しします。
2022年。正直30代から未経験でWEBデザイナーに成れるのか
結論から言うと、
2020年、30代からWEBデザインを勉強してデザイナーになることは出来ます。
しかし、立ちはだかる壁は小さくないです。
具体的にどうすればWEBデザイナーに成れるか
30代未経験でWebデザイナーになる5つのポイント
ポイントとしては以下の感じです。
- スキルを身に付ける
- 渾身のポートフォリオを作成する
- 必ず転職エージェントを活用する
- 修行期であることを自覚する
- 正社員にこだわらない
- 高いやる気とポテンシャル採用を意識しておく
スキルを身に付ける
まずはスキルを身に付けることが最優先です。
「企業に入社すれば教えてくれる」な感じのマインドだと厳しいです。そもそも入社が出来ないです。
自分でスキルを獲得するつもりで取り組みましょう。
渾身のポートフォリオを作成する
WEBデザイナーの転職はポートフォリオが要です。身に付けたスキルをポートフォリオにまとめましょう。
企業に合わせてカスタマイズすることも忘れずに。
必ず転職エージェントを活用する
転職活動は転職エージェントを通して行う方がコスパが良いです。そもそもエージェントにしかない求人もあるので情報収集をする際はエージェントの求人を確認するべきです。
修行期であることを自覚する
スキルの未熟なWEBデザイナーはWEBデザイナーとしての役割を果たせません。それは正社員としては雇われにくい状況を意味します。
修行中の身であることを自覚しWEBデザイナーとしての役割を十人分に果たせるようになりましょう。

役目を果たせないのにWEBデザイナーとして雇ってくれ・・・では違う気がします。
正社員にこだわらない
正社員でなければ、その分入社もしやすくなります。
そこで実績や経験を積めば、正社員に人れる場合もありますし、次の転職活動が楽になってきます。
WEBデザイナーに一番大切なのは実務経験、実績です。
高いやる気とポテンシャル採用を意識しておく
ポテンシャル採用というと、新卒に使われる言葉かもしれませんが、未経験者が採用される場合の理由はほぼこれです。
ポテンシャルを期待されるには何をすればいいか考えてみましょう。

私の勝手なイメージですが
20代のやる気は「前へ前へ活きの良い感じ」
30代のやる気は「内なる闘志」
30代未経験からWEBデザイナーになる道のり
WEBデザイナーとして入社する再現性が最も高い方法がこちらです。
- スクールなどでスキルの習得(修行期)
- アルバイト入社(修行期)
- 実務経験と実績を獲得
- 実績と経験を持った状態での転職
- キャリアアップ、独立期
修行期とは
最初はその名の通り修行の時期です。
初めから正社員として働けることは稀なのでアルバイトや派遣、パートとしてこの時期を過ごすことが多いです。ここである程度スキルと経験を積みあがると正社員に昇格、もしくは修行をして得た実績をもとに転職活動をして転職する場合が多く、再現性が最も高いです。
とにかくスキルを身に付け実践し、出来ることを増やしていき、直面した問題を手探りで解決していきましょう。
30代から未経験でWEBデザイナーになる人に立ちふさがる大きな壁
30代未経験者がWEBデザイナーに成る場合の大きな壁がこんな感じです。
- 上司や周りがほぼ年下
- スキルを習得できるか
- マインドをWEBデザイナー最適化できるか
- 給与面での不安
- 転職後もデザインの学習をやりつづけられるか
上司や周りはほぼ年下
スクールなどで30代後半の人がデザインを学ぶ場合、ほぼ20代の人と勉強することになりますし、デザイナーは仕事をするのも20代の人が多いです。
職業訓練などでは、若い人に1人だけいる状態だと気にしてしまう人だと精神的に厳しく挫折の原因にもなりかねません。


とはいえ、30代でWEBを学ぶ人はまだマシです。40代になってくると流石に厳しい感じがします。より強く覚悟が必要です。
スキルを習得できるか
基本は1000時間の学習です。
私自身も身に付いたスキルを思い返してみると、そのくらいは時間を使って学習していました。
単純計算で、仮に一日3時間勉強したとして、333日となります。
11カ月掛かってしまうので、休日は8時間学習に投下したとしても半年以上の学習が必要になってくるという事です。
マインドをWEBデザイナー最適化できるか
WEBデザインに触れたことがない人で他の職業から転職する場合は、マインド面で面食らう人が少なくない気がします。ここが一番表れるのが「拘束時間の長さ」です。
どれだけ今までの職業の考え方をフラットな状態に戻せるかがポイントです。
デザインとかけ離れた職業ほど、マインドもかけ離れたものになってきます。


デザイナーという仕事を良く知るであろう「制作会社の営業」がWEBデザイナーに転身した例はあったりします。普段からデザイナーに関わっている職種なのでスキルさえ身に付ければ戦力になりやすいかと思います。
スクールなどで環境がWEBデザインに囲まれていると自然にマインドが変わったりもします。
給与面での不安
デザイナーの給料は高くはありません。
拘束時間も長く、時給に直すと一瞬時が止まったかのように感じます。
お金が目当てでやる仕事ではないですが、
転職後もデザインの学習を継続出来るか
デザイナーはいつも最新のトレンドや技術などを独学しています。なので仮に転職が成功したとしても勉強は終わることはありません。


常に出来ることを増やす努力を重ねていくことが大切です。
「そんなの当たり前だ。なんとしても実力を付けてやる」くらいに思っているのであれば大丈夫。頼もしいです。
現職がデザイナーに近いポジションな人ほど有利
先ほども少し触れましたが、例えばこんな感じの人は有利です。
- デザイナーとコミュケーションをとる機会が多い営業職
- デザインを目にする機会が多い職業
直接デザインを作らなくても、現場でデザインに触れている人ほど、センスが磨かれています。


ソフトの使い方とデザインのテクニックを身に付けるといきなり質の良いデザインが出来るようになったりします。
【要確認】求人内容の年齢枠に変化があります。
最近では59歳以下でOKという求人が多い傾向にあります。
求人内容に注意して見てみてください。
デザイン業界も例外ではなくて、もちろん企業側からすれば、若くて体力のある人を採用するのに越した事はないですが、考えようによっては年齢という経験も魅力的なスキルになりえると思います。


私自身、年齢を重ねてからの方が成長率は上がったと思います。周りが見えて落ち着いた考え方が出来るようになったからに他ならないです。
センスの問題
良く聞いたり心配されるのが、センス無いからデザイナーが出来ないなんていう意見です。
それは、30代未経験でセンスがあるのかと心配もするかもしれないですが、
そもそもセンスってどういうものなんでしょうか。


デザインにおいてのセンスは「 何も努力しなくて生まれ持っている感覚」ではないということです 。
じゃあなんなのかと思うかもですが
センスは、今までどれだけデザインを見て考え、打ち込んできたかの蓄積です。
蓄積の無い未経験の人間はセンス無いんじゃないの?と思うかもしれないですが、
私の経験上、そんな蓄積は数ヶ月間の蓄積で十分だと思っています。
理由は最新のデザインを作りたいのに、10年前のデザインを参考にはしないでしょう?ということです。
私がデザインを起こす場合でも、参考にするのは最近の新しいデザインを見ながらエッセンスを抜き出してレイアウトだったりあしらいだったりを決めて行きます。
ネットにはそのあたりを参考に出来る教材がばら撒かれているわけで、参考に出来るのであれば参考にしまくればいい訳です。
その作業が今のセンスを補い、今後のためのセンスがバージョンアップされていくわけです。


デザインには何年経っても変わらない基本が存在します。
ここだけ押さえておきましょう
私が今まで見てきた中で、いきなり未経験でもセンスあるなと感じる人は、ほぼほぼ普段からデザインに興味があり無意識にデザインを目にしている人でした。


これがよく言うインプットです。見るということはデザイナーにとってそれほど重要で基本的な勉強であり日常です。
今までの経験や蓄積が邪魔になる場合もある
ここで重要なのが柔軟性です。
考え方が凝り固まって前職の影響が強く残っていると邪魔になる場合もあります。
一般的な社会常識は共通ですが、時間の使い方や働き方に関してはおそらく今までの職種での価値観や考え方は当てはまらないです。それほど一般の職業とデザイン業は違いがあると思っておいた方が良いです。
逆のケースですが、私も一度デザイナーを離れて印刷関連のオペレーターとして転職を試みた事がありましたが、考え方、価値観は全く違うと言う印象です。


オペレーターの仕事は自分じゃなくても誰でも良いという感じです。
なので最初から意識して面食らわないように心の準備をしておいてください。
30代後半から未経験でデザイナーを目指す人へ。コスパはよくない事は覚悟しておいた方が良いかも


仕事量に対して報酬が見合わないこともあったりします。
もちろん実力次第でもありますが、
大概最初の方は、時給計算するととんでもない数字になったりもする事を覚悟しましょう。
例えば、プログラミングの世界だと、デザインと同じくらいの勉強量だったとしても稼げる金額はデザインよりは確実に多めです。
そういった現実は覚悟しておきましょう。早めに諦めて別の道を模索するのも良い選択の一つです。
WEBデザイナーの今後
せっかくWEBデザイナーを目指しても、WEBデザイナーとして全体が尻すぼみであるなら、目指す旨みが少なくなります。
そして拘束時間が長い分「好き」だけでは年齢を重ねるにつれてしんどくなります。
幸いECサイトの需要は伸びつつあり今後も「どうやればWEB上でモノが売れるか」という部分において需要があります。
WEBサイトを作れることは当たり前で、結果の出せるWEBサイト制作にコミット出来れば重宝されるはずです。


このためにWEBマーケティングは必須です。
未経験者がWEBデザインを学ぶにはスクールか独学か
結論を言うと、未経験者の場合はスクールの方がメリットが高いです。勿論、金額がかかることなので、コストを抑えたい場合は、職業訓練などを検討してみましょう。
30代からWEBデザイナーになるには、独学よりも職業訓練やスクールで学ぶ方が良い


WEBデザインは独学でも出来なくはないですが、未経験者には道のりが険しくなります。
独学だとやっていることが有効なのかそうでないのか判断が出来ず、遠回りをしてしまうことも少なくありません。
転職活動の要とも言える、ポートフォリオ作成においても、自分一人の考えや意見だけで作ったものは独りよがりなものになる可能性が高いので、プロの意見を取り入れていく方が良いです。
30代後半で未経験でデザイナーになる場合のスクールの選び方


良いポートフォーリオを作る事に対して環境が整っているのかが重要です。全てはポートフォーリオを作るための物と言って間違いは無いです。
特に意識しておいた方が良いのはこんな感じ。
- 現役でデザイナーをしている人が講師をしている
- ソフトの使い方だけを教えているスクールは避ける
- 良いポートフォーリオを作れる、力を入れている
現役でデザイナーをしている人が講師をしている
講師が講師だけをやってる場合は、実践的な知識や工夫、経験談も聞けない訳なので、第一線でデザイナーをしている方が講師をしているスクールに限定しましょう。
余談ですが、デザインだけをしている人は講師をする必要がないのでは?と思う人もいるかも知れないですが、
デザイナーが講師をする理由
- 優秀な教え子をスカウトしたい、繋がりを持ちたい
- 定期的な収入を確保したい
- 教えるのが好き
こんな感じの目的があったりします。講師という仕事はデザイナーにとって相性が良いのです。
ソフトの使い方だけを教えているスクールは避ける
意外によくあるので気を付けましょう。
デザインそのものに関してはノータッチで、どいうことを決めてどういうことを意識して作成しなければならないかなど、いわゆるコンセプトワークの部分が抜け落ちてしまったりしていると後々のデザイナーとしての仕事で結構困るかもしれないです。


とはいえ、最初はソフトを使えることが第一前提ですね。矛盾したことを言っていますが、後々きちんとコンセプト周りもカッチリ作れるデザイナーに成りましょう。
良いポートフォーリオを作れる、力を入れている
現役のデザイナーが講師をしている場合は問題ないかなと思います。
転職が成功するかしないかはポートフォリオの出来で決まります。判断の7割8割を占めます。
30代で未経験でWEBデザイナーになる場合のポートフォーリオの重要性


ポートフォーリオは、どうデザインに向き合ってきたか分かる証明書みたいなものです。なので下手だろうがデザインに真剣に向き合っているかがにじみ出てきます。とにかく真剣さが伝わるように作っていきましょう。作品数が多いのは何よりの真剣さですが、どうしても数が少ないのであれば、一個の内容を濃くすることをおススメします。
- こんな事を考えながら作成しました。
- こういった効果を狙っています。
などあらゆる補足情報を盛り込んで行く事は大切です。見る側からすると「そんなことまでかんがえてるの?」と思わせることが一目置かれるデザイナーです。
スクールを勧める理由はいいポートフォーリオを作れる環境があるかどうかで選んだ方が良いでしょう。
合わせて学ぶと効果絶大なスキル
これからデザインをやる上で合わせて習得するとかなり有益なスキルの一つがWEBマーケティングです。
合わせてご覧ください。


未経験者に限れば資格の獲得も有効
資格の獲得も、どのレベルのスキルがあるのかの目安にもなります。必須ではないですが、獲得に向けた勉強が知識の向上にもつながります。
WEBデザイン、クリエイティブ系の転職にも強いサービス
WEB系のデザイナーの転職サービスで一番のおすすめはマイナビクリエイターです。
業界トップクラスの求人数を誇りしかも、クリエイティブ特化型なので、ポートフォーリオ作成にも強いです。


専用のポートフォーリオ作成ができる「MATCHBOX」が無料で使えます。
その他は詳しくはこちらにまとめました。興味があればどうぞ。
【まとめ】30代未経験でWebデザイナーを目指すにはスキルとやる気が重要
面接官をした経験がある身としては、未経験者で、しかも30代の人を採用にするかしないかを考えたときに、
独力でサイト作成できる一定水準のスキルは勿論、やる気や意気込みを評価に入れざる負えないと思います。
未経験者を入れたくない企業は「未経験」の時点で面接にも至らないでしょう。
仮に未経験者と知った上で面接をするとなった場合は、かなり可能性は高いと言えるので未経験者なりの背伸びしすぎないアピールが重要なのではないでしょうか。
それでは今回は以上です。
誰かのお役に立てれば幸いです。
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