





フリー素材ビジネスを始めようと思ってます。どういったものがあるのでしょうか。
また、どういった考え方で取り組めば良いのか。
収益化がどの程度見込めますか?



ネット上のフリー素材ビジネスは数多くあります。もちろん始めれば必ず稼げるわけではありません。
継続する事で作品数を増やして、素材を作る以外にもマーケティングや戦略を考えて取り組まないと結果は出せないでしょう。
今回はそのあたりを詳しく深彫していこうと思います。
この記事は6分ほどで読み終えられます。
フリー素材ビジネスで稼ぐ【始める前に知っておくこと】
この記事で分かること
- フリー素材ビジネスとは
- おすすめフリー素材サイト
- フリー素材ビジネスでの稼ぎ方
- フリー素材ビジネスの収益性と難易度



この辺りを深掘りします。
フリー素材ビジネスとは



フリー素材ビジネスとは、
主にネット上に自分で作った素材作品をアップロードして、利用者がダウンロードした時に収益が発生するネットビジネスです。
収益化を考える際には必ず自分でリサーチしてどの程度素材を作ってアップしていけば収益化が見込めるのかを考えていきましょう。
収益化がどの程度出来るか調べる方法



イラストや写真など素材として一定以上のクオリティのものが作れる前提でお話していきます。
どの程度の素材作品数が必要か
どの程度の数が必要かというのは気になるところですが
「多ければ多いほど良い」という答えになります。
とはいえ、目安が分からないと目標も立てにくいので、トップの収益を出しているクリエイターの作品数を調べてみると
2000点から5000点くらいが目安となります。
自分がやる際にも同程度の作品数は必要だと考えるべきです。



10とか100とかではちょっと厳しいかもですね。
1000は最低でも欲しいところ
素材作品が揃うまでの期間を考える
作品数2000~5000点程までに到達するには、どのくらいのペースでアップしてどのくらいの期間で到達出来るのか計算してみましょう。
1年365日で、毎日1作品アップしたとしても365点なので2000までには5年以上かかる計算になります。
イラストACなどプラットフォームを借りての5年というのは割とリスクは高めかなと感じます。



プラットフォームの規定が変わってしまうこともあるからです。
ただトップのクリエイターの方は少なくとも4~5年以上は継続している方が多いですね。
結論としては、一日3点ほど作ればかなりいい感じかと思います。
どんなに早くても数年は継続しないと到達できないような世界なので、はじめから長丁場である事を意識してコツコツ積み上げて行く覚悟でやった方が精神的には良いかと思います。



半端な数で辞めてしまうともったいないです。
サイト全体の利用者数とトップクリエイターの収益を調べる
どんなに素材作品をアップしていても利用者が少なければ、収益化が難しいです。
手軽な調べ方としては、ウーバーサジェストを使うのが良いです。
検索欄に、調べたいサイトのアドレスを入れて検索すると、そのサイトの細かい情報が見れます。



特に、どの程度検索され流入しPVがあるのかを見ることでサイトの規模が把握できます。
クリエイター個々の収益は、ダウンロード数から大体が計算できます。



素材一つの単価を調べて必要なダウンロード数も割り出しましょう。
自分で調べることの重要性
なぜ自分で調べなければならないかと言うと、”自分が調べた情報なら本心から信じれる”からです。
自分で調べて納得した情報を信じない人は居ない筈。
他人に言われた情報を鵜呑みにして行くと、心のどこかで「このままで大丈夫かな」とか「騙されていないだろうか」など、作業が進むにつれて疑心暗鬼になって行きます。



疑いながら作業しても成果は出ないと思います。
なので、ここを読んで、フリー素材ビジネスサイトを知ったら、基本的には全て自分で調べる癖を付けましょう。
フリー素材ビジネスでの稼ぎ方
- 2000点以上の素材を作りアップする
- 規模の大きいプラットフォームを使う
- ジャンルを絞り特化するのもあり
- 万人に使われやすい素材を作る
- クオリティを揃える
- ブログやSNSも利用し情報発信を行う(SEOで露出を増やす、可能であれば英語での発信も)
この辺りを意識して行うと最大化出来るかと思います。



使う人目線でどんなものが良いか考えることが大事です。
自分で描きたいものを描いているのでは結果は出にくいです。
使われやすい素材とは
使われやすい素材の条件とはこんな感じ。自分が素材を使うときの条件を思い出してみましょう。
- サイト内に限らずGoogleでも多く検索されている
- シンプルで癖が無い
- 分野に特化している
- 季節の行事もの



需要の高いもの物を狙うか、誰もやっていないものを狙うか
誰もやっていないかつ需要のあるものを狙うか・・・
おススメのフリー素材ビジネスサイト
イラストAC
イラストACは最大のイラスト素材サイトです。



詳しくは記事にまとめました。
シルエットAC



その名の通りシルエット素材のサイトです。シルエットなので他の素材サイトより比較的作るのが簡単なので継続しやすいメリットはあります。
写真AC
写真ACも他のACサイトと同様で同じ運営会社が展開する写真に特化した素材サイトです。



ただ写真の場合は、更に数が多くなっていきます。



30万点とかアップしている人も居ますね。
AdobeStock



写真素材サイトの規模的には世界最大クラスなので登録しておいて損はないです。
shutterstock



主には画像を扱った素材サイトです。クオリティはイラストacや写真acに比べると高めです。
海外の利用者が多いので、日本だけで売るというより世界で売ることを考えながら利用する事を念頭に置きましょう。
海外利用者のニーズを調べ、知る事から始めてそれにあった素材作品を作って投稿する必要があります。
おススメしないフリー素材ビジネスサイト
もちろん、人によって合う合わないがあるので一概には言えませんが、大きく収益化を考えて行くと厳しいのかなと感じたサイトです。
PIXTA



ピクスタは画像、動画の素材サイトです。人物写真は外国人のものが多かったりする傾向があります。



ネット上では絶対数が多い外国人向けに、素材を作成した方がメリットが大きいからです。
このPIXTAは日本人の素材に力を入れています。 日本人に向けての素材なので作る側も作りやすいですがやはり市場が小さい分売れる数が少ないように感じます。



1ヶ月1枚売れたら上位2%に入れるなんて話も。
フリー素材ビジネスに必要なスキル



ここからは、どういった考え方で取り組めばいいのか、どういったスキルが必要になってくるのか深掘りしていきます。
作品のクオリティはちょっと高い程度でOK



基本的にクオリティが低い素材は使われる事はないです。ですがトップ中のトップのクオリティが必要かと言うとそうでもありません。
体感的には上位70%以上のクオリティのものが作れれば問題ないです。理由は素材を使うのがプロの方も居ますが大半は素人だからです。
なので、クオリティよりも数量の方が断然重要になってきます。



10人に見せて7人が「凄いね!」「上手いね!」と言って貰えるレベルです。
WEBマーケティング



ネット上のビジネスなのでマーケティングは大なり小なり考えなければなりません。いかに人の流入を増やしクリックしてもらえるかをポジショニングやブランディングも合わせて考えていかないと成果は出辛いです。
素材作品もある程度、方向性を絞って始めて様子を見て必要ならピボット(方向転換)していきましょう



”素材サイトに頼らない”なんてのもあり
継続力



フリー素材ビジネスと言えど、リアルのビジネスと同じです。
ネットビジネス全般に言えることですが、一ヶ月ほど頑張ってみたからと言って結果は出ないです。リアルのビジネスと同じことなので、早くて半年~2年は集中して継続する必要があります。
その間、常に問題解決を繰り返し、ビジネスをよりよく効率的に改善していく必要があります。
私も、シール、ステッカーのECサイトを楽天やYahooショップで運営をしたことがありますが、
最初の1年は売り上げが上がらず、広告費もかかって大変でしたが、継続をしていると徐々にその成果がでるようになります。改善を重ねていくと自分のスキルやSEOなど知識も増え、2年目でようやく3ヶ月間で650万の売り上げまで伸ばすことができました。



この経験が重要
改善力
使われない素材を作っても収益化は難しいです。作り続けて行くとダウンロード数の多いもの少ないものの差が出てくるようになるので、その差は何なのか改善していきましょう。
初めて挑戦することは、どうしても間違いだらけなので必ず改善作業が必要になります。その分結果が出るまで寄り道した分だけ時間が掛かってしまいますね。
余談ですが、
ビジネスのやり方に最善の方法はありません。最適解は常に流動的に変わって行っているので、それを読み取り合わせて行く作業が必要です。



ネット上のビジネスともなると、感覚的には1年前の最適解は現在の最適解ではありません。



やり方が時代にぴたっと当てはまったときに、莫大に稼ぐ人が現れる
1年前の最適解を実践しても、そこまで大きな成果には繋がらず、
そこに自らがそれまでの経験から判断した改善を施す必要があります。
話がずれましたが、素材ビジネスにも当てはめて考えてみましょう。
情報収集力
ググればだいたいの事は分かりますが、その調べた情報が正しいのかどうかの判断能力が
必要になってくるかと思います。経験で慣れてくると、ぱっと見で判断出来るようになってきますが
最初は情報に振り回されることもあるかと思います。
有益な情報を得たら、その情報が正しいのかどうか、試したりしらみつぶしに調べたりして自分が納得出来る形で証明をしましょう。
高い努力量
先ほどの継続力にも言える事ですが、素材ビジネスは勿論ビジネスにおいて、素人が”ちょっとがんばってみた”程度では絶対に成果には繋がりません。
素材ビジネスに近道はないので地道に愚直に積み上げましょう。
フリー素材ビジネスに必要なマインド、考え方
自分がやりたい事、作りたいもの<大多数が求めるもの
好みで自分が作りたいものはお金になりません。”需要が自分くらいにしかない”からです。
(アートというビジネスの考え方もありますが、今回は置いておきます)
これは超マイナーな素材を作っているようなもので、大多数が求めるものを作ってこそ
ビジネスとして結果が出せるのではないでしょうか。
タレントの武井壮さんのこんな動画があります。
スポーツに焦点をあてた話ですが、ビジネス、ブログ、勿論フリー素材ビジネスにもそのまま当てはまる事だと思います。
努力が人気やお金という成果に繋がる為には、初めから成果が出やすいフィールドで戦うことが重要です。



フリー素材ビジネスという戦場で、自分が成果を出しやすいのはどこなのか、継続出来るのはどのカテゴリーなのかをよく考えて決定していきましょう。
他の分野の方が収益化が大きいなら、迷わずフリー素材という分野からも脱出しよう
フリー素材ビジネスはどの程度稼げるのか
使うプラットフォームにもよりますが、
イラストACだとトップで7桁に届くくらい。shutterstockなどの写真素材は年商3000万程がトップの収入です。写真を本格的に撮ろうと思うと割と経費がかかるので。粗利が2000万ほどだと思われます。
そこから税金なんかが引かれるので実質手取りは1200万ほどになるでしょうね。



税金が高すぎる
まとめ
素材ビジネスですが、多くを稼げるのは上位1%とかなので、実際は厳しい戦いを強いられます。
ですが全体の75%は継続できず辞めてしまうので、まずは継続すること。
すればするほど残り25%の中から上位1%に近づいていきます。
なので大切なのは
ここを意識して続けていきましょう。やればやるほど積みあがって行くので後々楽になる筈です。
素材サイト内で実績を積めれば、ブログのようにSEOで突如圏外に飛ばされるリスクも少ないです。
今回はここまでです。参考になりましたら幸いです。
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