

世の中には、似たような絵だったり、「あ、これ○○の真似だ」と簡単に想像できる絵があったりします。 そうならない為にできることってありますか。
自分のイラストはオリジナリティの高いものだと思われたいです。

イラスト作製には段階があると思っていて、大まかには
パクリ期
↓
アレンジ期
↓
オリジナリティ追及期
↓
基礎の鍛え直し期
ですね。
よく反感を買いやすいのは、プロとして描いているのにもかかわらず、まだパクリ期にいるイラストレーターです。
とはいえこの辺は個々の感覚なので、判断は微妙です。
この記事で分かる事
- 受け入れられやすいオリジナリティの高いイラスト
- イラストのオリジナリティの高める手順
- オリジナリティの高いイラストのメリット

このあたりが分かるかと思います。
この記事は3分ほどで読み終えられます。
オリジナリティの高いイラストとは
オリジナリティの高いイラストとはこんな感じかなと思っています。
- 独自の手法を使ったイラスト
- ”少数派”のイラスト
あくまでオリジナリ”ティ”であってオリジナルではないことを忘れてはいけません。
オリジナリティを出すメリットはこちら
- 他の人が描けないので、ブランディングに直結する
- 人気が出た場合の認知がされやすく独り勝ちしやすい
- オリジナリティが高い作品を作れるクリエイターとしての満足感

このあたりですが、最初は少数派なので孤独です。
- 多くに認知され認められないとただ変な絵を描いている人になる
一番コスパの良いオリジナリティとは
あくまで経験上の事ですが、
王道上でのオリジナリティを追求するのがベストです。
王道とは、今まさに受け入れら流行しているイラストです。
それを自分なりに少し進化させるのが一番受け入れられやすくて良いです。

分かり辛いかも
例えば
江戸時代に、現在のアニメのイラストを開発した人がいたとしたら受け入れられるでしょうか。
後々の時代でその人は天才と評価されるかもですが、おそらく江戸時代では受け入れられません。
多くの人は、今あるものと違いすぎるものは拒絶してしまうのです。

人は大きな変化を嫌うからです。
なので今現状、流行している絵を自分なりに少し進化させるつもりで描いていきましょう。
あの絵とこの絵が、似てる似てないとか、あくまで個人の感覚なので、非常にデリケートで、曖昧です。数学のようなはっきりした答えはでないですが、
描いた人間がどの段階で創作を満足するかによるところが大きいかと思います。絵の成長段階は↓大まかにこんな感じで進んで行くと思います。
(人によって前後はあるかもしれません) 確立した魅力在るイラストはすぐには描けないと思います。
それでは初心者がオリジナリティを出す手順を解説していきます。
①まず模写です【人の絵を丸パクリ段階】イラストの差別化はすぐには出来ない

誰もがパクるところから入ります。
ここは特に悪ではないので思いっきりパクりましょう。
摸写をしてパクリ続けましょう。
ここで何が得られるかというと、パクりたい人の絵の描き方です。付随して、モチーフが人の場合は、パクリたい人の絵を通しての人の描き方が解ってきます。
「腕はこういうふうに描いてるな」、とか「目はこう描いてるんだな」とかです。
この段階でネットにアップすると叩かれる?か、相手にされないでしょう。
②模写して覚えた絵のアレンジ【ほんの少し自分ならではの絵を描きたい意欲が生まれる】
模写を、ある程度自分のものに出来たと感じたら、ちょっとだけ「自分だったらこう描く」っていうエッセンスが混じってきます。
更に新しく好きになった他の絵なんかの影響も出てきたりして、あのイラストレーターと、このイラストレーターの絵を足して二で割ったみたいな仕上がりになりがちです。
当然オリジナリティーという面では足りないです。
ここでネットにアップすると、一応パクれるほどの上手さはあると思うので、受け入れられやすいかもしれません。
③イラストの差別化を求める【徐々に他人の絵の要素が薄れて行きます】
ココまで来ると、自分を出したくなります。本当に本気で絵を描いてたら到達するであろう段階です。
自分にしか描けないもの、自分だから描けるもの。世に名を馳せているイラストレーターさんはココがはっきりしています。
絵の上手さや技術ではなく、オリジナリティだけに特化したイラストも存在するかと思います。例えば「へたうま」なんかはその代表です。
この段階でネットにアップすると②段階目よりも無視や辛口な対応が待っています。理由は周りが見た事がない絵だからです。
それが受け入れられると一気に人気イラストレーターの仲間入りですね。難しい。
④他人の真似から入ったイラストは、基礎が抜けがちになる【真似では基礎を学ぶのに限界がある】
もっと上手く描きたいとか思ってくるようになると、①の様に、最初のベースが他人の絵から入って、そのまま進んでいると限界がきます。
人がモチーフなら”他人が描いた人”より”実際の人”を描かないと、上手くなりません。
③段階の、周りが見た事がない絵に対する受け入れられない先入観がある場合、
それを取り除き、絵に説得力を追加する方法は、単純な描写の上手さの底上げです。
そもそも真のオリジナルは存在しない話
人は何かを見て知らず知らずに影響を受け、自分で作ったイラストにもその影響が出てきてしまうものです。
自分が才能があると思っている他人は、今まで見てきたものが自分と違うのです。
そこに絶望することなく描き続けてほしいものです。
今、人気のイラストを自分なりに進化させていきましょう。
まとめ
イラストの世界も、流行があり、見てくれる人に受ける絵柄なんかも日々変化して行ってます。
1980年代のイラストと今のものを比べたり、もっと解りやすく言うと浮世絵や美人画と現在のアニメを比べると一目瞭然ですよね。(同じジャパニーズな文化ですよ)
少しづつすこしづつ変化しているんです。だけど、半歩ずつ変化して行ってるものをいきなり5歩変化させたら、周りは理解できないので付いて来れません。
その兼ね合いは忍耐力と工夫の為されどころです。
嬉しい事に、今は発表の場には困りません。発信する事で手軽に見てもらえるので、ネットは工夫して活用しましょう
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