どうもブログ界では新参者のデザイナーのVENVENと申します。
色々あって遠回りもしましたが、
グラフィックデザイン歴は13年になります。
今思うと、駆け出しの頃は本当にデザインが出来なかった。
挫折を経験してそれでも継続して来たからこそ、今ではそこそこ出来るようになりました。そんな駆け出しの頃の自分を支えてくれたデザイン本は数知れずあります。
デザイン経験が浅い人や、デザインのことは分からないけどデザイナーに指示を出さないといけない立場の人へ
私の経験から本当にオススメ出来る教材をご紹介します。
よろしければ少しお付き合いください。
この記事は3分程度で読み終えられます。
デザイン本を読む目的

種類にもよりますが、大きくは二つです。
デザイン力の向上
レイアウト、配色など基本的なデザイン力を上げるため。
今回紹介する本は信じればokですが、基本的には思考停止で疑わない事はやめた方が良いです。
全て疑い本当かどうか地道に試して実感する事が成長の近道です。
新しいデザインのインプット
要はネタ探しだったり、新しいデザインの流行を取り入れたりする目的で買ったりします。
デザインはレイアウト単位では、流行は無く現状と大きく変化は無いです。レイアウトの学習をしてモノにしてしまえば、もはや一生物です。
しかし、もっと細かい所、例えばフォントだったり、あしらいだったりはかなり時代で変わってくるので、常にインプットして古臭いデザインにならないようにしておかなければなりません。そのあたりは後ほど
デザイン本を選ぶ時に注意する点

ソフトの使い方を説明している本は厳密にはデザイン本ではない
よくあるのが、イラレやフォトショップなどのソフトの使い方を覚える事でデザインが出来ていると勘違いする事です。そういう本を読んでも、本質的にデザインは上手くならないし前には進めないでしょう。
ソフトはあくまで、筆やペン、絵の具と同じ基本なので不自由なく使えた上で、きちんとしたデザインの知識を頭に入れることが重要です。
デザイン本から得た情報は必ずアウトプットをして下さい。
読んでも実際に手を動かさないと、ノウハウは実感出来ず身に付きません。机上の空論のままやった気になっていると確実に遠回りする事になります。時間には限りがあるので、なるべく最短距離でスキルを吸収して行きたいですね。
本を読むのと実際に作業して試す事はセットですよ。
それでは本題です。ケース別にデザイン本と動画を紹介していきます。
デザインも身近なもになり、教材が溢れてきています。本は勿論、最近ではyoutubeの方にも有益な動画がアップされていたりするので是非見て勉強しておきましょう。
デザイン本でデザインの基本を学ぶ
デザインの考え方
デザインとはどういうものか 目で見て解りやすく 触れるような感覚で理解出来る本。読む人への伝え方がユニークで引き込まれる内容になっています。内容にデザインが施されているので感覚的に理解が出来ます。10万部売れたみたいで、デザインを思うなら見る価値のある本です。本についてはこちらも見てみてください。
かなり前の本ですが、個人的に好きなデザイナーの水野学さん。くまもんのデザイナーと言えばピンとくるはず。デザインに対しての思いや考え方に触れてほしいです。
デザイナーとしての心構え
基礎的な考え方に触れると良いです。良いデザインをしたい、ということから意識が離れると今後は上達しないと思います。
文字やフォントを上手く使いこなす
使えるフォント
フォントはいくら在っても足りません。でも高いんです。
でもモリサワのような精度の高いフォントではなくても、ほんの少し調整すれば綺麗に使えるフォントはたくさん在ります。
しかも安い おススメです。
マジで安い上に使えます。
タイポグラフィー 文字調整
文字に関してはこの一冊あれば何の問題も無いと思えるほど優れた内容です。読めば読むほど新しい発見すらありますね。
レイアウトを極める
解りやすいのでおススメなんですが、正直なところ一歩間違うと危険な本。問題が結構簡単だったりします。問題が分かるから大丈夫・・・と言う風に錯覚しないようにしましょう。
デザインの間違いから学ぶ本。まさに反面教師のデザイン本。自分でデザインを作った後に、答え合わせ的に使っても良いかもしれませんが、出来るならやってはいけない事は避ける事を意識して時間を短縮して行きましょう。
色使いを学びたい
色って言うのは無意識で使っていると、その人のセンスや個性が出てしまいます。デザイナーとしては個性は不要なので、基本を覚えて基本に忠実に配色していくほうが、効果的なデザインに仕上げられるでしょう。
ケース別にパターンが載せてあるので、特に色の事はきれいさっぱり忘れたとしても、この本があれば選ぶだけで配色出来ます。

スタイリッシュで洗練された高級感のあるデザインを作りたい
どうしても、内容を詰め込んだりデザインがごちゃごちゃしている
恐らく誰もが通る道のような気もします。
余白が怖い病
そして、営業さんとかデザインをあまり知らないクライアントさんに言われる恐怖の言葉
「ここスペース余ってるから情報を入れよう」
ここで反撃のデザインコンセプトを武器にスペースが開いている理由を伝えられないと、あなたはその時点でデザイナーからオペレーターへ変身を遂げます。
また、本当にきっちり計算された余白には、見た瞬間から何か入れようなんて気すら起こりにくいです。余白自体に気が付かなかったりする。
そんなデザインとしては割と上級テクニックである余白の使い方を学べるのがこちらです。勿論基礎的な余白も網羅しています。
こういったデザインが出来るようになるとデザイナーとしては説得力は増します。

チラシを上手く作りたい
種類によってはものすごく内容情報が多くて、一歩間違うとデザイナーと言うよりはレイアウターになってしまう仕事。チラシ。
基本には変わりないので抑えておきましょう。
少しソフトの方に重心を置いてありますが参考までに
ロゴを綺麗に作り仕上げたい
名刺がレイアウトの超基本なら、ロゴはコンセプトワークの基本とも言えるのではないでしょうか。クラウドワークスなんかでロゴ作成なんかを頼むと、優れたコンセプトを盛り込んだロゴは生まれにくいですね。
複雑なものをシンプルに落とし込む作業は、時間も掛かるしむずかしい。
パッケージを上手く作りたい
個人的には苦手分野。ほぼ立体物なので平面で考えられないので、イメージがにしくい
素材を上手く使いたい
デザイナーの見方。優秀な素材集 クオリティが高いので画面が”もちます”
少し変わった感じにデザインしたい
アイデアが必要なときに読んで見てもいいかもしれません。
和のデザインを作りたい
和のデザインはとにかく難しい。日本特有の細かいルールがあったりするので、それらを無視してしまうと途端にデザインは破綻してしまいます。そんなルールを守りつつ、残しつつ現代の新しい和を作りましょう
それでもデザインが今一上達しないとき
アドバイスです。上から目線で言うつもりはまったくありません。
なぜかと言うと、この私も、悩やむたびに本を読み、身に付いたか付いていないのかよく解らない微妙な状態でデザインを続けていました。恐らくですが勉強のためにではなく安心する為に読んでいた感じも否定できないです。
本に書いてあることは当たり前で、当たり前であるがゆえに自分でも簡単に出来ると錯覚してしまいやすい。
言うは易し行うは難しなので
もし同じようにそんな方がいるなら、上記でも書いた「読んだらアウトプット」を試してください。簡単な事でも意外に出来てなかったりします。
パソコンやソフトはツールでしかありません。まずは利き手一本と鉛筆でラフを書いてデザインを完成させましょう。パソコンやソフトはその後、ラフにペン入れをしたり色を塗ったりするための”道具”でしかない事をお忘れなく。
下書き無しで絵をさらっと描ける人ってすごく上級者ですよね。そんなやり方を最初から真似する必要はまったくないでしょう?デザインも全く一緒です。
パソコンって思考停止でも形が作れてしまうし、
パソコンに向かう=仕事してる という錯覚がすぐパソコンを触るということを招くのかなと思います。
時間が掛かるからと言ってすぐパソコン作業に入るのを意識的にぐっとこらえましょう。
まず、先にするのはラフの”完全”完成です。


プロのデザイナーでもこのくらいは描いてます。アナログで描きましょうラフ。
今回の記事を書いてみて
デザインのノウハウ動画は限りなく少ない
今のところグラフィックデザインのやり方を教えている動画は少ないです。
プログラミングと比べて需要は低いし、1つのデザインスキルを説明をするのにもデザインの作成例が必要なので下準備に手間が掛かりますね。だからしないのかな。
権威を持った人がしないと意味が無いですが権威のあるデザイナーはyoutubeするのかというと・・・疑問です。
それよりは有名マンガ家の絵の描き方をレクチャーした動画とか伸びそうです。誰が見ても納得の画力が必要ですけどね。
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